イクコクサカ@石の彫刻家

依頼制作多数。亜鉛板を麻糸で縫い留めて立体化する独自の彫刻制作手法開拓。絵画制作。ブロ…

イクコクサカ@石の彫刻家

依頼制作多数。亜鉛板を麻糸で縫い留めて立体化する独自の彫刻制作手法開拓。絵画制作。ブログ「みんなの学び場美術館」作家インタビューの出版が目標。noteではこれからプロの彫刻家を目指す方に向けて、創作プロセス、アートとインスピレーション、表現等々、お役に立てそうなことを書きます。

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天赦日スタート。

天赦日スタート。 2023年6月5日、天赦日。 初めてのnote投稿。 私は、日本がバブル期と言われた頃に中学校の美術教員を目指して、出身在住の宮城県仙台市で生活美術学科のある大学に入学。 大学2年生の時に、常勤講師として着任した石彫の恩師との出会いから、彫刻が始まった。 結果的に卒業時には教員にはならず、副手として大学に3年間勤務した後、アルバイトと二足の草鞋で制作生活をスタートした。 ちなみに生年月日は1970年11月14日。石彫を初めてだいぶ経ってから気がつ

    • 【Heartには artがある。】 アトリエ個展に向けて

      【Heartには artがある。】 私が作品を創る時、心に湧き上がるものを創るのね。 それは、クサカという人間がいて、取り巻く外界もあって、その接点で五感で感じたもの、思考したモノ、コトをかたちに創るということ。 8月27(日)から宮城県仙台市青葉区にあるアトリエで、私が長年大切に温めてきた作品を展示販売する個展をします。 準備を進めていて、その大切にしてきた作品たちは、本当にそうして創りあげたものだなと愛おしく思います。 DM原稿を作っている時、切手を貼るところに何

      • 彫刻のやりがい三つ(後編)

        彫刻のやりがい三つ(後編) 前回、彫刻のやりがい三つ(前編)として①創作のやりがい、②技術的な難易度のやりがいのことを書きました。 彫刻のやりがい三つ(前編)  今日は、③時間と経済のバランスをとって仕事を成り立たせるやりがいについて書きます。  石の彫刻というのは時間がかかります。素材の硬さ、重さからくる物理的な大変さはとても大きいです。 まずはこれまでの制作状況。  このところは依頼制作で大理石を彫っていますが、私が大学生の二十歳で彫り始めてからずっと、ほぼ黒

        • 彫刻のやりがい三つ(前編)

          私の制作のあり方。 私は石の彫刻を制作しています。 この10年弱は、作って発表して売ってというよりは、ご依頼いただいて制作することの方が多いです。 20歳で石彫を始めて、30代後半からは特に受注制作で身を立てたいと思うようになり、 40代前半から少しづつそれが実現してきました。 幸せなことです。 その幸せ感というのは、ご依頼いただいた方に直接お役に立てる、喜んでいただく顔が見えるという具体的な実感から来るものだと思います。 展覧会で多くの人が良いと言ってくれる、とい

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          新しい自分が見たいのだ。note書く。

          2回目の投稿。 これまでのクサカなら、いろいろと自己紹介をして書き始めようとするように思う。 けれど、自己紹介を先にすることで、クサカがどんな人間かという人となりや、こんな感じの人なのね、というキャラクターを読んでくださる方の中に作り上げてしまうような気がする。 読まれる方がどう受け取ろうとも勿論自由で、クサカにはコントロールしようのないこと。 作品が自分の手を離れて世に出た後の評価に似ている。 一度持たれたイメージは良くも悪くも、他者の意識にあって、クサカの手の及ばない

          新しい自分が見たいのだ。note書く。