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TOHOシネマズすすきの、各シアター備忘録

12月22日、やっとTOHOシネマズすすきのの全スクリーンを制覇しました。なのでそれぞれの箱を比較しつつ簡単にレビューしていきます。

※あくまでも映画館の設備に詳しくない素人の体感印象を記します。
★=1、☆=0.5です。

あと筆者は前の方のエリアを好んで座るので、ベスポジ等についての紹介はできません。この辺りはご了承ください。

SCREEN1 評価:★★★★

鑑賞作品:『PERFECT DAYS』

詳しくは後述しますが、TOHOシネマズすすきのの小規模のシアター(小箱)は音の出力がハッキリしているものの高音が割れがち。ですがここの箱は高音が割れていない印象がありました。音量も大きくて満足、映写に不満点もありません。オススメの箱です。

SCREEN2 評価:★★★★

鑑賞作品:『怪物の木こり』

想像以上にスクリーンが大きく感じました。実際スクリーンサイズは15.4m×6.4mと、シネマフロンティアのスクリーン12(15.81m×6.44m)と同じくらいのサイズ。ただ客席数はこちらの方が少ないので、その分大きさを感じるのかもしれません。
車のドアを閉める時の音で良さを実感。スプリンクラーの水音と言った繊細な音もしっかり拾っています。高音も割れておらず、映写も亀梨和也の顔がキレイに映っており好印象です。

SCREEN3 評価:★★★

鑑賞作品:『ナポレオン』

欠点もありますが、このシアターが一番TOHOシネマズすすきのの良さを感じれると思います。
『ナポレオン』を鑑賞しましたが、とにかく大砲を撃つ時の轟音がすさまじく「追加料金でこの迫力!」と驚きました。『ナポレオン』の感想でよく「画面が暗くて何やっているか分からなかった」というものを見かけましたが、そんなことは一切感じさせない辺り映写もしっかりしているのだと思います。
先述した欠点ですが、高音がうるさく感じる時があります。声が高めの人が大声を発した時、耳がキーンとなりました。
前の方でも見やすさはあったので、高音のキーンさえなければ最高評価をあげてます。

SCREEN4 評価:★★★

鑑賞作品:『窓ぎわのトットちゃん』

TOHOシネマズすすきので1番収容人数が少ないシアター。
この箱も出力はハッキリしているけど、高音がうるさく感じるので、THE・TOHOシネマズすすきのの小箱という感じがします。映像のギラつきも多少見受けられました。
ただ音の出所がかなり正確で(当たり前のことかもしれませんが)、誰か途中退出しようとしてるのかと思いきや劇中でのトットちゃんの足音だったり、誰か喋ってる客いるなと思ったらモブキャラの喋り声だったりしたので、そういった面を考慮すると、悪くはないかなと思います。

SCREEN5 評価:★★★

鑑賞作品:『屋根裏のラジャー』

SCREEN3が好みの分かれる箱だとしたら、このスクリーンは万人受けしそうな箱という印象を受けました。
出力はTOHOシネマズすすきの比で控えめな方、しかし力強さはしっかり感じます。地味な印象は拭えないが、悪くはない。どちらかというとスクリーンの綺麗さの方がここの強みかなと感じます。

SCREEN6 評価:★★★☆

鑑賞作品:『パウ・パトロール ザ・マイティ・ムービー』

SCREEN2と5に近い音の出方ですが、5よりは出力がはっきりしておりコチラの方が好きです。
なのですが、ユナイテッド・シネマ札幌のような、どこかからの振動が伝わっているのか震度2程度の揺れが数分に1回起きている感じだったのが非常に気になりました。集中できない人もいると思うので、その点ではSCREEN2に軍配が上がります。

SCREEN7 評価:★★

鑑賞作品:『駒田蒸留所へようこそ』

音の出力がはっきりしており、シネマフロンティアの小箱たちよりは圧倒的にこちらの方が好きです。ですが、作品の問題なのか箱の問題なのが分かりませんがSCREEN3・4と同じく高音がうるさく感じる時が多いです。エンドロールで早見沙織さんが主題歌を歌っているのですが、早見さんの高音が割れていました。これは残念。

SCREEN8 評価:★★★★★

鑑賞作品:『ガールズドライブ』、『ウィッシュ』(吹替版)

『ガールズドライブ』を見た時は作品が起因している音の悪さもあって評価できませんでしたが、『ウィッシュ』で再確認したところマジで良かったです。市内最強であるサツゲキのシアター4とタメ張れるのはここだけでしょう。
追加料金なしでド迫力の音響、デカいスクリーンは格別です。そして座席が揺れるほどの響かせ方もしており、 見たい映画がこのシアターでやっているのならば最優先で行くべきと思わされるほどです(今までその枠がシネマフロンティアのSCREEN8だったんですけど、塗り替えられました)。

SCREEN9 評価:★★★★

鑑賞作品:『ロスト・フライト』

追加料金200円でこれは安い。
「轟音」と銘打っているだけあって雷鳴や銃声など座席が振動するほどですが、何よりこの箱は意外と繊細な音響表現もなされている。小箱の高音がうるさいと書いてきましたが、ここはうるささを感じません。ここに200円を払う価値があるかなと思います。

SCREEN10 評価:★★★★

鑑賞作品:『ウォンカとチョコレート工場のはじまり』

DolbyCINEMAです。他の劇場のドルシネを体験したことが無いので比較はできないですが、追加料金を払っているだけあって音が正確。低音も高音もバッチリ。映写も色彩豊か。
エンドロールで客電が付くのはどうなの?と思いましたけど(初体験で上映事故が起こっていたので心象は良くない)。

総評

僕的に追加料金のないシアターで優先順位トップ3をつけるなら、
1位 SCREEN8(プレミアムシアター)
2位 SCREEN2
3位 SCREEN1

という感じですかね。追加料金シアターも含めるなら、2位に轟音シアターが入ります。

とにかく、新しい映画館で力が入っていることは分かるので皆さん足繁く通ってほしい。

そして前回書いた簡易レポートからの相違点です。
シアター開場時間が早くなっていました

オープン当初は7分前開場とかで、福本莉子さんが幕間の冒頭で言う「北海道の皆さん、初めまして」を一度も見れていない状態でしたが、12月8日に『ウォンカと〜』を見た時は15分前開場、15日の『屋根裏のラジャー』は15分前、『ウィッシュ』は20分前開場と大分ゆとりが生まれていました。
ロビーが狭い分、早くシアターに入って一息つきたいと思っていた方も多かったでしょうが、その部分は改善されています。

ここから自分語りになります。
私は大学に進学してから体調を壊してしまい、映画館に行く回数も高校時代に比べてガクっと減ってしまったのですが、この映画館ができてから、再び"映画館へ足を運ぶことの楽しさ"を思い出した気がします。
そこまで興味がわかない映画ですら「TOHOシネマズすすきのでやってるなら見るか」レベルになってきてますから、相当です。

やっと上映しているスクリーンの都合でスケジュールを無理やり調整する日々から解放されるので、真のTOHOシネマズすすきの生活はここから始まるのかもしれません。

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