天牌個人的名シーンまとめ(Vol51~60)

2022年に来賀さんが亡くなり、連載も終わりました。
追悼の意味も含み、天牌各巻毎に個人的に好きなシーンを1つあげていきたいと思います。

vol51.

これが誰のツモで、この前後の手牌の変化が分かれば中々の天牌マニアだと思います。チッ…チッ…チッチーーン。正解は荘志雲の、初登場の闘牌、前巡9筒切りで辺7筒和了逃しからの1筒ツモ→2筒加カン→嶺上ツモという流れで、それを51巻からの取り挙げにします。しかし話は変わるけど大王人が荘志雲が居なかったから事件が起きたみたいに、入星を荘の下に見る発言はムカついたなぁ。

vol52.

52巻からは見開き背景真っ白で、麻雀牌1個だけなのに絵になる、ステップ杯決勝、落ち目の住田さんの打9筒を挙げたいと思います。かっけえ~これだけで絵になる。峰岸さんは、本当は右下の影ももっと薄くしたかったのではないかと思っています。あとこのなにが凄いって、ここまでの展開で鳴海はんと瞬の点差をぴったり6400にしたことですよ。それまでの展開にも意味を持たせつつの6400差も絵になるなぁ。

vol53.

個人的には黒澤マジックも好きなのですが、鳴海はんの手順が一番好きだったりもするのですよね。何気に実際のフリー麻雀にも使えると思ってたりします。53巻からはそんな鳴海さんのオーラス親、親満一発でトップなれど微差のラス目からの西対手落としを挙げたいと思います。オンライン麻雀なら出来そうだけど、フリーだと出来ないよなぁ。

vol54.

1巻のティッシュ箱からのズクや、これまでの闘牌も過去の来賀さんの経験から引っ張ってきていると思うのですが、そうするとこの、たまにSNSとかでネタになる訳分からない瞬の記録も実際にあったもんじゃないかと思ってしまって54巻から取り挙げたいと思います。この和了りの前の四暗刻聴牌崩しはないと思っていますが(笑)。だけど真意を聞きたかった来賀先生ももういない…

vol55.

何気に53巻から第二次赤坂「天狗」決戦が始まっているのですが、取り挙げたい場面がなく、ようやく55巻から取り挙げられたと思ったら闘牌ではなく『妨害電波』でした。やっぱ菊田がいるとテレパシー対決過ぎてリアルさが失われるんだよな。ただでさえ星野以外は人間の心を持ってない打ち手しかいないし。この妨害電波は僕の天牌七不思議のひとつですよ。

vol56.

今ではこういった海底擦らしはテクニックとして誰でも知っていると思いますが、当時は世間一般的にはまだなかったんじゃないかなと思い、56巻から取り挙げました。まあこんなこと滅多of滅多でないんですけどね。だけど言われたら分かるけど、言われないと分からないことは麻雀には一杯あって、年齢・立場関係なく聞き入れてドヤらないようにしたいと思います。

vol57.

このnoteは10巻分最初にピックアップしといて、後から文章考えているのですが、今、これを見ていて「なんだっけ」と悩んでしまいました。やっぱ荘志雲、僕の中では印象薄すぎ。大陸の魔獣の臭いなんて感じられねー。今後の新宿覇権争奪戦も今のところうろ覚えだし。57巻からはそんな荘さんの白抱え込みからの星野白待ちせずからの白打ちを挙げたいと思います。見直すとこの時の二萬ツモが見事な闘牌作りなんだよな。

vol58.

あまりキャラクターに感情移入することはないのですが、この時(第6回関西麻雀選手権大会)の津神大先生の気持ちはよく分かります。まずああいう胸騒ぎは自分では何もできない分、嫌なもので、あと麻雀を打っていると、何故かこいつには勝てないということが自分の力とは別の次元で行われているというのがありますよね。こんな逆転和了りされたら、そりゃ殺(略。

vol59.

第二次赤坂「天狗」決戦も山場を迎え、瞬はウエストでイケメン天堂さんと初邂逅しているというのに、59巻からは新満さんから山田への麻雀講座を挙げたいと思います。しかし山奥で麻雀牌一個一個と話しかけるものはシュールさを感じました。でもこの考え続けるというのは、鳴海はんの牌を見続けるというのにも繋がって新満の強さを証明する一つと思います。

vol60.

いつ以来の津神大先生の和了りか忘れましたが、60巻からはそんな大先生の嵌八萬一発ツモを挙げたいと思います。まぁ今まで菊田弟の妨害電波でシナリオを崩されていたので、らしい和了りを挙げられなかっただけですが(半荘4回目の津神無双は菊田弟の計算と予想)。だけど今回は菊田弟の四-七萬待ちを擦り抜けての嵌八萬和了で、土俵際の横綱の相撲を魅せられたという感じで良かったです。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?