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時間ギリギリを攻めることの、功罪。

「13時に出勤します」 → 12時59分着。でいいですか?

午前休みからの、午後出勤。

 きのうは平日金曜日。

 だいたいの場合は朝から夕方まで職場で、仕事をしているのですが…。きのうはちょっとイレギュラーでした。午前を休みにしたので。

 うちの職場は、夏季休暇というのがあります。7~9月の間で、3日間申請できるわけです。だいたいの場合は、8月のお盆の前後でそれを使って、夏休みにするのですが…、ことしのわたしはそれをしておらず、夏季休暇が余っていたんですね。

 9月も残りが少なくなり、気がついたのです。

 「このままだと、使い切れない…。」

 来週からは稲刈りが始まるので、なかなかサラッと休めません。というわけで、(半日だけですが、)午前を休みにしてみたわけです。

倉敷へ。

 まぁ、午前だけの休みだったのですが、けっこう充実していました。

 朝起きて、ジムに行って汗を流し、倉敷へ移動して兄の誕生日の祝いを準備し、JAで自動車共済の契約継続を終了する届をし、中国銀行で使っていなかった口座を解約しました。そして、家に帰る前には祖父の墓に参り、岡山の自宅に戻ったのでした。

 よく詰め込んだものです。本当は郵貯の口座も解約しようと思ったのですが、そこまでは時間が足りませんでした。

 これぐらいを限られた時間に詰め込むと、なんだか充実した気分になります。

若干のピンチ。

 倉敷から岡山市の自宅に戻るのには2号線バイパスを通るわけなのですけど…、混むんですよね。

 朝夕のラッシュ時にはけっこうな渋滞になるのは知っていましたが、平日昼間も場合によっては、けっこう流れが悪いみたいです。ちょっとなめてました。

 地元の倉敷・連島から岡山市北区の自宅まで、だいたい40分でつくものなのですけど…、1時間近くかかってしまいました。

 いちおう13時に出勤すると伝えてあったので…、渋滞にかかってしまい、さすがにソワソワしました。遅刻はしたくないな~とドキドキしながら、クルマを走らせたわけです。


 家に着いたのは、12時40分。

 そこからダッシュで準備し、自転車に飛び乗ります。

 久しぶりの激チャ。太ももの筋肉が悲鳴をあげ、赤信号でまたソワソワします。

 秋の日差しのなかで、ハァハァ息を切らしながら、必死で自転車をこぎ続けます。

 職場に着いたとき、目にした時計の針は、

 12時59分を示していました。


充足の代償

 正直、ここまでギリギリになるのは想定外でしたが、時間がタイトになるだろうなとは思っていました。

 中国銀行には必ずしも行く必要はなかったし、祖父の墓参りも無理してする必要はありません。

 さっさと切り上げて自宅に戻るのも選択肢でした。


 結局、どっちがよかったのだろうか、と思うわけです。

 ① 余裕をもって、欲張らずに行動する。

 ② やっておきたいと思ったことを、最大限やる。


 今回は、②でした。

 もう、やるしかないよね、と半分意地張ってるようなものでした。その末に、渋滞にはまったときには、「あぁー、やっぱり早く帰ればよかった」と後悔したし、必死で自転車をこいでいるときは、ちょっとした絶望感があったりもしたわけです。

 たぶん、正解の正統は、①だったのでしょう。


 でも、いま、まったく後悔はないわけです。

 「ここまでやれて、よかった」と思うからです。

 けっこうココロは満ちています。


あとに残さないことと、やりきること。

 スッキリしたわけです。

 自動車共済のことも、銀行口座の件も、ずっとこころの中で「あぁーやっとかないと…」とToDoリストに乗り続けていたことだったんですよね。

 それが片付いて、ホッとしました。

 そうした小さなココロのつかえがなくなったおかげで、今この瞬間にちょっとだけ安んじることができます。

 安全安心の後回しプランでは、こうはいきませんでした。


*****

 こういうことって、これまでの人生でもあったのかもしれませんね。

 あとであとで、と先送りにしたせいで、受けてきた不利益はそれなりに大きかったような気がします。好きなあの子に告白するのをためらううちに、ライバルに先を越されるなんてことも、あったような、なかったような。

 ちょっとしたリスクをとって、ちょっとした満足を得る。

 ときどきはそういうのを楽しめるようなマインドを、持っていたいものです。


 まぁ、もし、あの時、13時に間に合っていなかったら…。

 (その時は、「すみません、遅れました。」っていって、あとは申し訳なさそうにしておけば、よかったのかもしれませんしね。)


 きのうはいい青空でした。

 秋の午前は空がきれいです。

 楽しむ時間と、急ぐ時間。

 どっちも大切にしながら、いい時間を過ごしていきたいですね。



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