このところ盛り上がっているコンテンツに『ウマ娘 プリティーダービー』がある。
トレセン学園で学びながら、トゥインクル・シリーズというレースを戦うウマ娘たちのひたむきさが魅力的で、つい身を乗り出して応援してしまう。
どのウマ娘もモーレツにかわいいし！

実はこの『ウマ娘』、しばらくのあいだ筆者は誤解していた。
実在の名馬と同じ名前で、現実と同じレースを戦っているから、ウマ娘たちは「競走馬の擬人化」だと思っていたのだ。
ところが公式ホームページを見ると、キャラごとに「体格」や「勝負服」までがハッキリ設定されていて、たとえばスペシャルウィークは、身長158㎝、体重は「微減（レース前で緊張気味）」、スリーサイズはB81・W56・H81……と書いてある。
これが実在の競走馬だったら「体重470㎏」などとなるはずで、ウマ娘はまるっきり人間体型ではないですか！

戦歴なども、同名の競走馬とまったく同じというわけではない。
たとえば、現実のサイレンススズカは6連勝した後、天皇賞で骨折して、レースから去ったけど、『ウマ娘』のサイレンススズカは、やはり天皇賞で骨折したものの、1年を超えるリハビリを経て、見事に復帰した。
なんと嬉しい展開か。

つまり、ウマ娘はウマ娘。それゆえの魅力があるわけだが、すると気になるのは、人間体型のウマ娘たちが、サラブレッドと変わらない速度で走っていることだ。
あの体型で、それは可能なのだろうか？
ここではアニメの描写をもとに考えてみよう。