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たまに思い出す、急にお金大好きになった友人の話

何度も遊ぶほど仲良かった訳では無いし、
今はもう随分連絡も取っていないのですが、
自分の人生に影響を与えている子がいます。

「お金が無いと、何も出来ないことに気づいたんだよね。」
と飲みの席で急に話し始めた大学時代の友人です。


そのとき最初に思ったのは
「なになに急にどうしたの〜」という少しの心配と純粋な疑問。

その子はいわゆるリーダー気質のキャラで、
中学から大学まで体育会系の部活に所属し必ずキャプテンを務め、
飲みに行った3回生の頃は高校の教員になるための勉強や実習などで忙しい様子。

人当たりも良くて人望もあり、、、
性格と生活プライオリティに関係がないとはいえ、少なくともお金に執着はしないような子だった。

だからなぜ急にお金?と。
ちょっと怖いとも思っていたかな〜本当に急に言い始めたし。
むしろこれまでたくさん熱弁していた教職も辞めて、ベンチャー系のナントカに就職するとか、今はブロックチェーンの時代だとか、
このままだと人脈が狭くて…とか。

そのときは頷きながら話を聞きつつも内心
(あ、この子どこか危ないところに行ってしまう…)
と思っていた、だからあまり深く詮索しなかった。

実際、数ヶ月以内に彼女は社会人サークルに入り、
インスタも大勢の飲み会の集合写真やコース料理の写真をあげまくり、
学内の友人とはどんどん距離を取っていった。
(どちらが距離取っていたかのはわからないけど。)

もちろん私も距離ができた友人の1人で、
卒業してからも気にはなりつつ、まだちゃんと話していない。
インスタでたまにストーリーとかを見る程度。

今もあの子はどうしてるかな、とふとした時に思い出します。

人生はお金じゃないとか、そんなの綺麗事だとか
この世の中、お金に関する独自論はたくさん転がっています。


私はお金に対する向き合い方、
(向き合い方というかというか、、、こだわり?持論?)
がいまだ定まっていない。
お金がいちばん大事だ!という意見も、
お金に振り回されるな!という意見もよくわかる。

現状別にお金に困っているわけではないから
今のままでもべつにいいし全く問題ない。

でも転職とか結婚とかそんな選択をいずれ選ぶときに、
必ず優先順位の話になる。
そのときに自分や他人を納得させられるだけの
そんな自分にとってのお金の意味とか価値とか、、、
カッコよく言えたらいいのかな。

あの友人はあのころのあの言葉の裏にどんな背景があったのだろう、
今はどんなふうに生きているのだろう、
お金の話になるとあの子を思い出します。

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