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メロディーをどうやって発想するのか?

作曲の話です。メロディーをどうやって発想するのか?
これから書くことは、あくまでも個人的な方法です。そう思って読んでください。

メロディーを作るにあたって、まず最初にやることは、作りたい楽曲の全体像を頭の中でイメージすることです。

こんな感じ/こんな風/こんな様に/こんな具合にと、イメージングをします。
あの人が作ったあの曲のようなもあり。あの公園であの季節でベンチに座っている時の様なものもあり。それら箇条書き程度でメモします。

ここでガッツリとメモると、言語を司る左脳が回転し出して、発想する右脳をジャマする様に思えてしまうので、やらない様にしてます。(あくまでも個人的な感想ですが。)

そして、音にしていくために最初にやることは、まず、「ベースラインとリズム」を決めること。

ベースラインは、楽曲の主軸だと思っているので、イメージに合うものが出てくるまで粘って粘って発想し「カタチ(音階)」にします。
リズムは、特にドラムのキックをどんなテンポで打つか(昔はバスドラって言ってたが、今時はキックと言うらしい)。

次に、コード進行を決める。

使う楽器はピアノ。ギターでも良いんですが、音程を可視化しやすいのでピアノにしてます。 この時、リズムに合ったコード進行、ギターで言うリズムカッティングみたいなものも決めに行ったりします。

ここまで出来上がると、私個人的には、楽曲の「80%が完成した!」と捉えているんです。そうです「ベースライン+リズム+コード進行」が、私の楽曲の基本中の基本なんです。

付け加えておきますが「決める」と言っているものは、それは全てDTMに書き込むことを言ってて、楽譜に音符を書くって方や、生の音を録音すると言う方もいらっしゃると思いますが、私は全てDTMに書き込んでいきます。

そして、ここから始めてメロディーを作ります。

そうです、気がついた人もいるかもしれません。
カラオケ作ってからメロディーを決めてるんです。
ざっくりしたカラオケを作って、そこにメロディーを載せて行くんです。

カラオケ流しつつ、湧いてくるメロディーを拾っていく・溜めていく。
サビから先に湧くこともある、歌い出しから順にもある、ついでにコーラスもこれだ!ってなることもあるし、楽曲の終わりまで行ったあと、歌い出しに戻ってみると、また違ったメロディーが産まれてくる、なんてことも普通にあるです。

ただですね、カラオケができてからメロディー作るとですね、発想が陳腐化することがあるんです。「その範囲内でモノを作る」と言う制約が先にあると、合わせるだけになってしまいがちです。芸術という広義的な視点に立つと、発想することに範囲制約を決めてはいけないですよね。しかしながら発想って制約がないと発散もしてしまう。痛し痒しです。

だからか、「いいメロディーが浮かんだ!」って思えても、実はコード進行と合ってないなんてことは、多々あるです。ならば、そこは躊躇せずにコード進行を変えるし、前工程に戻って組み立て直します。繰り返す様にしています。迷ったら「自分の想いメモ」に戻る立ち返る。ですね。これ凄く大切なことだと思ってます。

「発想・決める・載せる」。言葉にしてしまうと、簡単な様に思えてしまいますが、正解のないことをやっているには違いないので、納得するまでやるのが大事な事かと思ってやっています。

「メロディーをどうやって発想するのか?」と言うタイトルなものの、メロディーラインの作り方だとか、理論に合った作り方とかでなくてゴメンナサイ。
そこは、個人にお任せするしかなく、発想の組み立て方を書いてみました。

そうやって出来上がった楽曲。
それでは聴いてください。桃山イチで「自分が見たいと思った自分に成っている」


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