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日記:さくらんぼシールとハーゲンダッツ

昨日、相方が東京へ旅に出た。わたしには、何にも予定のない、ひとりの日があと二日。一人で何かしよう!と意気込んでも、意外と何にもないもんだ。忘れているだけかもしれない。

今日は朝から健康診断に行った。入社前の提出するやつ。昨日行けばよかったのに、いつの間にか朝ごはんを食べてしまっていた。バタバタと忙しそうな看護師さんたちに心の中で謝る。土曜日に来ちゃってごめん。

心配のわりにはすんなりと終わって、家に帰ってチーズとウインナーののったトーストを食べた。相方が買った低脂肪の牛乳でフレークも食べたが、あんまりお好みではなかった。帰ってきたら食べてくれ〜。

お昼は蜃気楼大学の田原研究室発表に出させてもらった。『わたしらしく生きるとは何か』の研究に対して、卒論的な絵本ができたので、朗読をした。最近は”ひとりきり春休み”を実施していたので、何にも所属していなかったけれど、久々にみんなの考えていることを聞いたり、自分の話をしたり、それに対して感想をもらったり、いいなあと思った。

『わたしらしく生きる』は現代のトレンドでもあるし、そこらへんのそれっぽい答えに悩まされてきたことでもあった。明確に引っかかったのは大学生の時、5年前くらいだと思う。気づけばいつでも悩んでいた内容が可視化できたのだ。すこしくらい休んだっていいよな。

乾燥機に行くついでに、百円ショップで猫のおもちゃを買った。とびきりの猫のお気に入りおもちゃがあるので、2本買った。そのついでにシールを買った。さくらんぼとか、うさぎとか。小学生の頃、集めていたな。本のツルツルな外紙をシール帳にして、いつだって頭の中は会話で溢れていた。全く同じようには、できないかもしれないけれど、やりたくなった。

やりたいこと、やっていいよ。
役に立たなくていいから。

昨日ぐらいから、そんな気がしている。

ストロベリーのハーゲンダッツを買って、風呂上がりに食べる。美味しすぎてびっくりした。昔はバニラが好きだったけど、最近なにかとストロベリー。また、好みは変わっていって、わたしたちはそれを時間の経過と認識して、なりきれない大人の格好をしたまま、歳を取る。誕生日はショートケーキじゃなくて、チョコケーキを食べた。変わっていく、流れていく。わたしはずっとここにいるけど、わたしがずっと変わっていく。

忘れたくないと強く願った日が、遠くなる。だけど遠くなるから、出会えたわたしがいる。

これからも、これからも、続く限り、続く。
もうしばらく春休みをしていよう。

サポートしてくれたら、ラーメン食べるつもりです。時々食べるラーメン、おいしいよね。