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認知症の入り口

薬剤師の楠木です💊
連続投稿26日目です。

今回は認知症の早期発見についてのお話です。

薬局で働いていると、今服用しているはずの薬なのに見覚えが無い、今日病院に行ったこと自体を忘れている、どうやって薬局まで来たか覚えていない、といった方が稀にいらっしゃいます。

特に私が勤務している地域が田舎で高齢者が多い、ということもあるとは思うのですが、そういった方が来た時に、ケアマネージャーの有無、介護サービスを受けているかを聞いたりもします。

そこでケアマネージャーがついている方であれば話は早いのですが、多くの場合ついていないことが多いです。また、家族と一緒に来局される方であれば家族にこっそり認知機能の検査や受診などを進言することもあります。

個人的に考えさせられたのは、薬局での様子を見ると明らかに奥さんの認知機能が下がっている状態で、夫はそれを認識しているのに特に何もしない、というケースです。
話を伺ってみると夫側としては、家事を最低限やってくれていて、家での生活に支障はないので、特に対応はいらないと思っている、とのこと。

奥さんは自分が今服用している薬を見てもピンとこない、前回の来局時の時期も全く思いだせない、という状況ですが奥さん自身は「自分はしっかりしているから認知症とは無縁」と思っているのです。

そうなると医療者や他人から認知症の指摘をしても無駄なことが多く、近しい人からの指摘が重要になると思うのですが、夫は薬をさっさともらって早く帰りたい、という雰囲気を出して話も聞かずに帰ることもあります。


何が正解か正直わかりません。
ただ、認知症の治療を早くから始めて、夫婦での時間を忘れることなく最後まで添い遂げてほしいな、とは思います。

自分の考えがうまくまとまらないので
とりあえずnoteに殴り書きしています。すいません。


楠木🌳

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