読書という荒野

最近時間に余裕が出来てきたので読書をするようになってきました。

その中で改めて読書の大切さを教えてくれる本に出会いました。その本とは見城徹氏著の「読書という荒野」です。

この本は幻冬舎の代表取締役及び創立者である見城徹氏が自らの読書体験を元に読書の大切さを書いた本です。

この本の中で見城氏は人間は自己検証、自己嫌悪、自己否定をしなければ進歩はしないという独自の理論を述べており、

自己検証とは自分の思考や行動を客観的に見直し、修正すること

自己嫌悪とは自意識過剰さや自己顕示欲を恥じ、自分の狡さ(ずるさ)や狭量さ、怠惰さに苛立つこと

自己否定とは自己満足を排し、成長していない自分や、自分が拠って立つ場所を否定し、新たな自分を手にいれること

であると述べています。

そしてこれらの体験は読書によって得ることができると書いてありました。

つまり、自分の知らない世界や過酷な世界を読書で知りこれらのフィードバック的な作業が出来るということです。

もっと砕いて説明すると読書によって辛い世界・過酷な世界を知る→おれはどうなんだろ→自分はあまっちょろい世界で生きてるんだ→このままじゃダメだ!変わろうという感じだと思います。

また、ビジネスパーソン・編集者の武器ともなりうるのが「言葉」だとも述べており少しでも相手の心情に寄り添った表現を使いたい、正確な単語を使いたいときに武器となるのは読書によって培われる他者への想像力と語彙力であると言っています。

まさに私もその通りなのではないかなと確信しており、読書体験を通じて他人の想像力を深めることで他者を思いやったり他者が言わんとしていることを理解するのかなと思いました。

その後に書いてあるのは見城氏が影響を受けた本、作家、作品、見城氏自らの人生のなかでの読書経験などが述べられておりとても読みやすい本となっております。

読書の大切さを再認識したい人におすすめの本です!

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