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Report『アグネスタキオンに狂ったモルモットの怪文書』

「全ては実験材料なのだよ、モルモット君。君も、ウマ娘も私自身も!」

公式サイトでそう言い放つウマ娘は、スピード狂で、わがままで、トレーナーをモルモットと呼び、危険な実験を自らに行うことを厭わないマッドサイエンティスト………そして、私の推しであるアグネスタキオンに他ならない。
忘れもしない去年の3月、何の気なしにウマ娘を始めた私は彼女と出会ってしまった。キャラデザインが好みという理由で育成をしたが最後、デザイン、性格、声、ストーリー、全てが私の好みにぶっ刺さり、返しの付いた針のように心に深く刻み込まれてしまったのだ。
正直なところ、私は「推し」というものが微妙に理解できていなかったのだと思う。キャラデザが良いとか、このキャラのストーリーが良かったとか、その程度の認識だった。

アグネスタキオンは、そんな私の「推し観」を完膚なきまでに粉砕した。

それまでに好きだったキャラも好きなままではあるが、アグネスタキオンは別格の「推し」となってしまった。一種の狂信とも言えるだろう。

ということで、今回のnoteでは、私がアグネスタキオンに抱えているクソデカ感情を共有したいと思う。
狂ったモルモットによる推し語りを、ぜひ最後まで見届けてほしい。

洗練されつつ要素を盛りまくられたデザイン

まず最初に語りたいのが、タキオンのデザインだ。
目の下まで伸びた前髪と、癖が付いて少しぼさついている髪型からは自らの見た目に対して無頓着な様子が見て取れる。かといって頭の上部の部分まで過剰に跳ねているわけではないので最低限の手入れはしていると考えられる。ライブを行う際にファンの前に出ることがある関係上、ある程度は自分でやっているのだろうか………と考えたりしたが、どんどんキモい方向に脱線しそうなので別の点を見てみよう。
その次の特徴と言えば何と言ってもハイライトが無く、横にラインの入ったくすんだ赤い瞳だ。ウマ娘全体でも唯一のデザインであり、見つめると吸い込まれてしまうんじゃないかと錯覚してしまう。

半目で微笑んでいる表情が好きすぎる

それだけでは終わらない。ミステリアスで良い目だ…と思っていたのもつかの間、ライブを再生すると要所要所でタキオンの目が可愛いハイライト入りの目に変化する瞬間があるのだ。その可愛さはモルモットが死んで再度生き返るほどだという。

いきなり目をキラキラさせるな!!!!!!

また、勝負服のデザインも秀逸だ。ダボダボの白衣の下に上だけロングセーターを着ている時点で盛りまくりなのに、黒タイツも追加している。その上、いまだに下はちゃんと履いているのか分かっていない。シュレーディンガーのタキオンである。サイゲは性癖を全部詰め合わせてオタクを殺そうとしているのか??

勝負服のデザインが良すぎる

白衣についても語りたい。萌え袖がめちゃくちゃかわいいのは世界の真理だが、特に見てほしいポイントは尻尾用についているファスナーだ。白衣の隙間から覗く尻尾が可愛すぎる。

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𝑺𝒉𝒊𝒑𝒑𝒐 𝒊𝒔 𝒄𝒖𝒕𝒆…

ここまではタキオンのデザインの可愛さにフォーカスしてきたが、イケメンなタキオンも見てほしい。数多の夢女子を撃沈させてきたこの表情を……
ちなみに私はどちらかというとイケタキが好きです…

顔が良すぎる……
完全に攻めの顔

正直まだ語り足りないが、良いところを上げていったらキリが無いので次の項に行こうと思う。あとそろそろ引かれそうなので…

世界一カッコかわいい変人、アグネスタキオン

タキオンはかなりの変人だ。
興味のある事柄や速さに関する事柄には積極的だが、それ以外についてはあまり興味を示さない。それこそ食事に興味が無い頃は食事を栄養摂取程度にしか考えておらず、食材をミキサーにかけて飲んでいたほどだ。洗濯物も寮の同室で生活しているアグネスデジタルが畳んでいたり、道に倒れているのをマンハッタンカフェに拾われたりなど、面倒を見る人がいないと生活が破綻するという描写に拍車がかかっている。
かといって人のことを無視することはあまりなく、スイープトウショウやビコーペガサスなど、幼いウマ娘達に対しても対等な立場で会話したり、頼まれごとをしたウマ娘に対して問題を解決するために協力したりなど、社交的な面もある。(まあ実験の一環であることには違いないのだが…)

また、トレーナーに対してわがままを言うシーンも多々あり、いつもの発言からのギャップでノックアウトされたモルモットも多くいるだろう。

わがままプリンセスタキオン

最後に、タキオンをの性格を語る点で外せない部分を紹介しようと思う。
それは、彼女は非常に努力家と言いう点だ。
基本的には飄々とした性格だが、深紅の瞳の奥には常には速さに対する並々ならぬ思いと情熱が渦巻いている。
しかし、結果が出るまでそれを外にひけらかすことはない。
実験とは、結果のみが正義であり、過程はさほど大切ではないのだから。

2人の狂人、タキオンとトレーナーのストーリー

ついにストーリーを語るところまで来てしまった…。
というのも、正直この項が一番語りたかった部分だからだ。
育成ストーリーこそが、私がタキオンをここまで推すことになった理由の根底にある部分であり、紹介したいと思っていたので、ぜひとも最後まで見て頂けると幸いである。

速さに対する狂気じみた執着心を剥き出しにするシーン

まず第一に、タキオンのストーリーは他のウマ娘のストーリーと比べるとかなり異色となっている。
ウマ娘のストーリーは、ウマ娘とトレーナー、そして友人のウマ娘が信頼を積み重ね、協力し合って抱えている問題を解決し、ハッピーエンドを迎える。という形が基本となっている。
しかし、アグネスタキオンは問題の発生から解決までを、ほぼ一人で行っているのだ。かなり異常である。
しかし、トレーナーが何もしていないかと言えばそんなことは全く無く、むしろトレーナーが居たことによってタキオンの心境が変化し、結果的にハッピーエンドを迎えることができたと言えるだろう。

そして私が語りたかったことは、ストーリーにおけるタキオンとトレーナーの関係性についてだ。
関係性について解説するためには、ざっくりとストーリー序盤のあらすじを紹介したほうが良いので、少し紹介させてもらう。

タキオンとトレーナーの最初の出会いは、トレーナーはタキオンに拘束され、無許可で怪しげな薬を三本飲まされる人体実験が行われる直前の状態だった。当然トレーナーはこれを拒否し、実験が行われることは無かったが、その後なんやかんやあり、素行の悪いタキオンにトレーナーが付かなければトレセン学園を退学させられてしまうという噂を耳にする。
そして、いよいよあと数日で退学が決定する…という時に、トレーナーは見た。見てしまった。

狂ったように速さを追い求めるアグネスタキオンの走りを。

狂気に飲まれるトレーナー もう後戻りはできない

タキオンの狂気じみた走りを見たトレーナーは、今まで自覚していなかった速さに対する自らの狂気を開花させてしまう。
まともなトレーナーを求めていないタキオンには、まともな自分は釣り合わない。なので、人権をかなぐり捨て、怪しげな薬を躊躇なく飲み干し、タキオンのモルモットに志願するのだった。

以上が、ストーリー序盤のあらすじだ。
トレーナーがアグネスタキオンという狂気に触れ、タキオンと出会わなければ一生内に秘めたままだっただろう狂気を開花させ、人権すら捨てて共に速さを追い求めていく…というのが主な流れとなる。
正直この展開は、私にドストライクだった。
トレーナーはタキオンに出会わなければ凡庸なトレーナーとなり、自らの狂気に気が付くことなく生活していったと思うし、タキオンもトレーナーと出会わなければトレセン学園を退学し、ストーリー中盤でプランBを選ぶこととなっていたはずだ。
しかし、そうはならなかった。タキオンの狂気がトレーナーに伝染し、トレーナーが増幅させた狂気がタキオンを更なる狂気…1人だったら絶対に選ばなかったであろうプランAへと舵を切らせることとなったのだ。

まさに共依存…というよりも、「狂依存」と言ったほうが正しいだろう。
私はこの二人の関係を、狂おしいほど愛しているのだ。

まとめ

如何だったろうか。かなり勢いに任せて書き散らかしてしまったが、タキオンの魅力の1割ぐらいは伝えることができたのではないかと思う。
今回のnoteでタキオンを知った方も、前からタキオンを知っている方も、この記事を読んでタキオン、ひいてはタキオンとトレーナーの関係性の良さを改めて認識してくれれば嬉しい。
あとタキオンのキャラソンめちゃくちゃいいから聴いてほしい。
CD買えば聴けるけどSpotifyでも聴けるからとりあえず聴いてくれ……
最後に全モルモットに捧げる画像を張って締めさせていただく。

捧げたい…

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