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秋は黒木ちひろさんとツーマンライブをやるのごとし(8月に蒲田オッタンタでライブしてくつしたさんが復活しましたのご報告)

8月も終盤となる26日、蒲田のオッタンタでライブをしてきました。ソロのライブめっちゃ久しぶりでしたね。
めちゃくちゃ楽しかったです、みなさんありがとうございました。

ここ2年くらいは、なかなか自分の具合と折り合いがつかず、ろくにライブもできてない状態でしたが
ようやく完全復活できました。
もう、大丈夫です。

そのライブの話でも。

だいぶ前、10年くらい前から、今に至るまでチョイチョイとお呼ばれしていた、オッタンタ歌姫祭りのイベントでございます。年に4回くらい定期開催されてます。

え、クツシタサンが歌姫?って思う方もおられると思いますが、オッタンタの歌姫というのは、世にありがちな歌姫に比べると、結構な変則フォームで投げる人までも「歌姫」にカテゴライズされるので
私も呼ばれます。
ただ本当にこれはオッタンタだけの話です。

そもそも、他のお店とかイベントで「女性シンガー」を意図して集めたイベントやブッキング、などには、クツシタサン、今までほとんど呼んでもらったことないですし
あんなジェンダーバイアス地獄みたいなところに呼ばれたくもないですし(客としては結構行ってるので地獄の雰囲気はわかる)
仮に呼ばれたとしても、地蔵おじさん多発の大事故しか引き起こさない自信もありますし、
それが「歌姫」と冠するイベントだったら、もうガチで一生呼ばれないであろう異分子たる自信はあります。
それは別の箱などのお話。

オッタンタは特別なのです。
これはなぜかというと多分オッタンタが、お店の雰囲気をちゃんと作れている店であり、さまざまなバイアス抜きにして、やる側も見る側もライブそのものを楽しむ人が集まっており、ライブは本当の実力が試される場所であり、ほかで異分子でもライブがよければみんなブチ上がってくれる。
というのと
この歌姫祭りをずっと取り仕切ってきた星埜さん(あー、故人ですなぁ……)のチョイスが絶妙だったってこともありまして
ジェンダーバイアス地獄には陥らなかったのです。
星埜さんの跡を継いだ、今回の主催者ザラザラかべやんが同じソウルでやってくれているってのは良いポイントです。

と、そんなわけで今回の歌姫祭りは全力でああいうライブをやれるー!というのを
楽しみにしていたのですが、わたくし8月に異常なレベルの体調不良におちいりまして
まあ鬱は仕方がないにしても消化器官が役目を果たさず、あちこちから出血、毎日熱が出て、ただでさえ暑いのにひきこもり酒も飲まずに布団で汗をかいていたわけでして
病院行きたくとも金がないので行けず
深夜に血を吐いても治療費が出せそうにないから救急車とか呼ぶこともできず
みたいな状態でひたすら不調に耐えておりました。
不調も長く続くと日常になります。しんどい。

まあ、当日はお昼集合で、不調故にそれには遅刻してしまいましたが
ちゃんとギターとエフェクター抱えてオッタンタに伺いました。行けた!

到着した時点で(遅刻してるのに)わー来れてよかったねぇーと褒められてしまいました。
ですよね………近くてよかったオッタンタ

さて、クツシタサンの出番は最後、トリですよ、なんでー。
いくらオッタンタといえど、歌姫像からかけ離れた私が最後の最後に出るとか、いや、もうちょっと歌姫寄りの人にしておいた方がいいのでは
というか他の歌姫の方はみんなバックバンドついてて、それはそれは素敵な演奏で素晴らしかったうえに
演奏すらしない私が最後に出てきたわけですよ。
ライブ、って、時間が過ぎていくにつれて空間の熱が高まっていく、この日のそれは演奏がよくて高まっていた、そこに演奏しない人がふらっと出てきたとか、、
みんな帰っちゃうだろうなと思ってたら、みんな帰りませんでした。

客席を見渡したところ、知らない人が大半で、これホームなのにアウェイの雰囲気?なんじゃそりゃ
という感じでしたが
17分間ノンストップで喋り倒し、2曲だけ歌って踊る、という
これまたオッタンタ以外でやったら激おこされそうなライブをしてしまいました。
アンコールいただいてたのに、いつものようにガン無視してしまい(クツシタサンは予定調和に乗っからない)
あとからお客さんの話を聞くと、ガチでもう一曲くらい聞きたかったと言われて、えー、おやくそく的なアレじゃなかったのかと、ちょっと反省。たしかに30分あるのに二曲ってな。

えーと、それで、ギターは弾きませんでした。
いわゆる「見せギター」です。
まあオッタンタでギター弾かないのは初めてじゃないですよね。今回はケースから出して、アンプに繋いだとこまでやりましたが
アンプの電源すら入れてないですからね、もう本当に見せギターですよ。何してんの、マジで

ギターは弾かず、17分間喋り続け、やったのは2曲、アンコールは無視。

それでもとりあえず終始、客席大爆笑、最後は大合唱、ほんとにこういうライブは楽しい。やったぜ。

それで集合写真。
終わってみると、歌姫イベントだけど、出演者を集めたらオッサンばっかりだった。
いや、皆様凄腕のプレイヤーさんです。

アウェイの空気、初めて見た人が多いのかと思いきや「××年前に見たことあって、また見れて嬉しいです」的な人が結構いたようで、実はアウェイではなかった。
それと、私を応援しに、元同居人(富山在住)と、ヘクトパスカルのチカチャンさんがきてくれていて
よく知ってる2人がめちゃくちゃ楽しそうにしてくれていたのも、励みになりました。

皆様ありがとうございます。

さて、この日のライブで告知を始めましたが、11月の11日に
こんどはspace KABAさんで
ツーマンライブをすることになりました。

ふぇぇ
湘南の太陽(www)黒木ちひろさんとツーマンとなりました。このブログでも散々取り上げてきた、あの黒木のちひろチャンです、めちゃくちゃ好きな黒木さんです、ギニョルルルグポンデンヨーユハッパシーン!(なぞの効果音)何してんの自分!

びっくりですよ。

企画しといてびっくりするなよって話ですが。

この日、当初ツーマン予定ではなくて、しかし紆余曲折ありまして、うはははは、ツーマンになりました。マジか。黒木さんとツーマンとかウケる。存在が対極すぎる。光と闇、清流と汚泥、そよ風と暴風雨、透明と不透明、太陽と深海、すごいツーマン。
ビビってましたが、もう覚悟ができたのでツーマンでいいです。

11月の KABAさんといえば、去年、きむらゆかちゃんとツーマンしたので(あれは素敵なツーマンライブだった)
こうやってツーマンが恒例行事になっていくのかな。
まあでも結構前、星埜さんがバリバリご健在の頃から、黒木さん KABAに呼びたいなー、蒲田のお客さんに見てほしいなって気持ちはありまして
ようやく現実になった次第でございます。

さて、黒木ちひろタンというのは、シンガーandソングライターとしては、クツシタサンと比べると、全然違っており、アウトプットの立ち位置としては、クツシタさんは極北におります。
(比べるのがそもそもおかしいくらい違ってます)
というか、もともとシンガーandソングライターとして持っている成分みたいなのも、まったく違うものしかないような方でして
私はそういう時に「音楽に賭けている思いとか根っこの部分は近いと思う」などと言いがちですが
黒木ちひろタソについてはそこも近くないような気がするんだよなーーーー
違うからこそ、憧れてしまうんですよね。
私は常に現実路線で薄汚いものばかり気持ち悪くエグく見せて披露していますが、黒木さんはそうではない、黒木さんが照らしている世界はどことなく美しい。
そして、その姿勢には夢を見せてもらえる。
私自身がそうであるように、今、この世界に生きている人であれば
みんな「黒木ちひろ」に夢を見て良いのだと思う。

とにもかくにも魅力あふれる黒木さんですから、去年ツーマンをやったきむらさんがそうだったように
KABAにいるすべてのひとが、黒木さんに恋をしてしまうと思います。

それで、朗報です、ヘクトパスカルのチカチャンさんがですね
ツーマン見に行きますねと言っていたので
来るならベース持ってきて!と、また無茶振りをしたところ応えてくれることになりまして
この日、黒木ちひろチャンandチカチャンの、そっくりさんぶっつけセッションが再び実現されそうですね、これは、すごい。

⚫︎クツシタサン活動25周年記念スペシャルイベント⚫︎

11/11 14:00〜(予定)
蓮沼 スペースKABA

衝撃のツーマンライブ2!!!!

湘南の太陽 黒木ちひろ
     vs
      蒲田の雑草 クツシタサン

投げ銭制
たくさん飲んで食べてヨィ思い出を作りましょう

スペシャルゲスト ベーシストチカチャンさん

ご予約は各アーティストまで!

と、いうことで、蒲田の雑草に対して何がいいかなと思って「湘南の太陽」というキラキラしたキャッチコピーを授けてしまいましたが
黒木さん本人は「言うのはタダっすからね」と
わりとクールな太陽です。おもろいな。

そんなわけでございまして
ツーマンライブがありますというお知らせでした。

出演者同士馴れ合うことは、絶対やらないクツシタサンですので
大好きな黒木さんとはいえ
リスペクトを込めて、この日もばちばちに勝ちをとりに行く姿勢でライブやります。

よろしくお願い申し上げます!!!!

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