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「夜を数え続けて2023」を終えて、そして僕らはまた夜を数え続けていく

6月17日に開催した「夜を数え続けて2023」の話です。

さて「夜を数え続けて」がほぼ固定メンツになってから4回イベントが行われておりました。

2020年

2020年6月20日の「夜を数え続けて」は、コロナ禍での開催となりました。
この日は会場の戸塚ロポさんが長期休業明けの日。
ステージにビニールの壁が発生したのもこの日からです。
集合写真も「まともに撮ったら炎上するのでは」と、ソーシャルディスタンスで事前撮影。
イベント進行は厳戒態勢を敷いて、出演者入れ替えごとに「換気タイム」を設けて、お客さんは一旦外に出てもらう。
まだ「コロナ禍でのイベント」のやり方なんて誰も把握してない時期でした。
写真を見て思い出したのですが、この年はソロで出たんだ、くつしたさんは。
色々と気を使いイベント進行をしながらもライブの出番をちゃんとやる、というのは
側から見ているより負担があるもので、翌年からヘクトパスカルでの出演にしました。
チカちゃんはそういう時ですら私の負担を軽減してくれます。

イベントとしては成功、ただなんというか雰囲気がものものしくて
何倍も疲れ果てた感がありました。
こういう「ギラついた人たち」の対バンに投入された黒木ちひろさんは翌日、あまりの毒の強さに寝込んでしまったそうです。

あー、これ、来年黒木さん誘ったらやんわりと断られるパターンや、、、、と、げっそりしてしまいました。

2021年の「夜を数え続けて」

去年のことなんか忘れてしまったのか、黒木さんは出演OKすぐしてくれました。
よかった。

同じ5人だと少しつまんないかも、と、千絵子を投入、本人は凄い喜んで参加してくれてなによりなのですが
実は2021年の初夏って、ライブハウスで酒の提供をしてはいけない、という決まりがありまして
思い返すとあれは何だったんだという話ですが
この人たち酒がなくて大丈夫なのかな、と、思っていたら
リハの段階からビール買い込んできて飲んでたので、ああ、これは、あれだ、学級崩壊した時の担任の気分だ。
主催者が飲むなと言っても飲むよな、この人たちは、、、と、炎上リスクについて心配してしまったのですが、まあ私が責任被るから好きに飲めや、もう知らん、という感じでした。
他の出演者(酒)の、ほぼ全員が「ちんぽ」という単語を連呼していたら
絶対に言わなさそうな黒木ちひろさんが話の流れで「ちんぽ」という単語を発言してしまい

あああ!ちんぽって言ったーーー!!!

と、私が、すかさず絶叫してツッコミを入れてしまい、わたしこの一瞬で黒木さんに嫌われてもよかったんですが
全員がそれで盛り上がってしまい、黒木さん本人も「よかったですねぇ〜」と、大人の対応をしてくれて、まあその場は丸くおさまったものの
多分来年誘ったら断られるんだろうなぁ、、、、

ちなみに割と他の出演者にとっては「ちんぽ事件」があの日のピークだったという人もおり、まあそれもそれでいいのか。

2022年の「夜を数え続けて」

去年のちんぽ事件を忘れてくれたのか、このノリが実はそんなに嫌いじゃなかったのか
黒木さんはすぐ出演OKしてくれました。よかった。

ようやく大っぴらに酒が飲めるし、コロナのこともそこまで気を遣わなくても大丈夫な状態になっていて、すべてはうまくいく?と思ったら
きむらゆかちゃんが病欠でまさかの欠席。

鬱発症で社会から振り落とされ、ライブなんか続けられるはずがないと思い悩んでいた主催者のくつしたさんは「今年で最後だと思う」「もう生きていけない」「実家に戻るか死ぬかしかない」と、ステージで号泣してしまったのですが
そして今年で終わりなのか、と、みんな思っている中
「できる時がきたら、やればいいんです」
「大丈夫です」
と、終了後に黒木さんがポツリポツリと言ってくれて
あれ、もしかして来年もやれるかも?と、少し。

2023年

こいけみほちゃんがスケジュール合わず欠席でしたが
そしたらアルコールに抱かれている人しかいなくなってしまった、もう学級崩壊しても先生は知りません、というメンバー。
下品は下品でありますゆえ、ひょっとしたら黒木さんに断られるかなと心配してしまい
「イベント出てくれるならワンマンのチケット買いますが、いかが?」と、恐喝まがいのやり取りで黒木さんを誘いました。
とはいえ黒木さんには「ワンマンに来たら黒木さんのお母様とお会いできる権」をぶら下げられており、おそらくノーと言われてもワンマンのチケットは買ってました。

(なお、3月の精神大暴落でワンマンに行けなかったのですが、それはまた、別の話)

最初に呼んだ時は毒気に寝込んでしまった黒木さんは、来年もやる気まんまんです。

よるかぞ2024、おそらく開催決定です。
出たいのか、毎年粗相をして黒木さんにじわじわ避けられるんじゃないかと心配していたのに
自分から言ってくれるようになったって、これは
黒木ちひろさんとよるかぞの成長物語なのではないでしょうか。なんやそれ。

しかし正直なことを書くんですが、2020年の黒木ちひろさん、というのは、他のエッジが効いた人ほどのエッジがあったかというとなかったと思うんです。
で、それから3年、定期的にライブを見ているファンとしては、近年、黒木さんフィジカルが強くなってきたなあ、という印象です。
フィジカル強めになったことで、表現の幅が広がった、おそらく年々尖ってきてエッジが立ってる人にどんどん進化しているなと。
おそらく寝込むほどの事態には、なっていなかったと思うのですが。

あと別の方面から、よるかぞ2024では、きむらさんとうちのチカちゃんがコラボすることになったとかなってないとか。

もう同窓会みたいな役割になってしまうのか、それでも、黒木さん含め、年々みんなエッジが立ってきているのも、また事実。

全員泥酔して、イベントが酒まみれになりましたが

やめないで、よかったよね?よかったかな?

ちなみに去年病欠になってしまったきむらさんが、そのとき「来年まで夜を数え続けます、チューニングとか、ちゃんとできるように頑張ります」と
お詫びのメッセージをくれたわけですが

今年のきむらさん、ライブ中にチューニングしてたらわけがわからなくなったのか、突然駄々をこねだす、という
謎の行動に出ていました。
チューニング、頑張ってきたんじゃなかったんかーい。
「一回カポ外して!」と、それなりに役に立つアドバイスをしたら、落ち着いてくれたみたいで、よかったです。きむららしいエピソード。


また、夜が続くかぎり、2024年にもイベントは
あるのだと思います。

誰かが欠けて誰かが増えてるかもわかりませんが、おそらく、来年、また、ここで。

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