朗読LIVE 143 斑鳩物語(3)
中、に入りました。上中下という区切りは近頃あまりお見かけしませんので、中だけ言うと、なんのこっちゃという感じもいたしますが。
法隆寺の修理にずっと携わっておられた宮大工さんのお話がとても印象深くて、奈良のお寺の話になると頭に浮かぶ。あの時代の柱は、礎石に合わせて削ってあるそうで、接着するためのものは何もないらしい。どうやって削ったのだろう。あらかた削って、立てて、微調整を繰り返すのかな。
しかも、塔の真ん中の柱は留められてないというから、ものすごい技術集団だったんだろうな。