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9月14日 あと80年で100年前と同じ人口に!?

昨年8月から1年間に渡って投稿してきました「ビジネス頭の体操」からの再録です。従来は5日分まとめて投稿していましたが1日づつに分解して投稿します。

ご自身の仕事を離れた「頭の体操」ネタにご活用ください。
(最後に「問い」の例を載せています)


1920年(大正9年)、初めての国勢調査が行われました。以来5年ごとに行われていますが、去年がちょうど100年目に当たっていました。9月14日は国勢調査の開始日です。

国勢調査で一体どんなことが分かるのか?人口ぐらい?と思われるかも知れませんが、実に様々なことが分かりますし、各種統計に活用されています。

また、総務省でも生のデータを提供するだけでなく(これも面白いです)、各種処理をして見やすい形で提供もしています。

例えば、関心の高いであろう人口や事業所の密度なども地図で分かるようになっています。

最初に国勢調査が行われたのは100年前、大正9年です。
当時の人口は5,600万人。それが2015年では1億2,700万人に。
すでに人口は減少に転じていますが、80年後、2100年には大正9年とほぼ同じ水準になると予想されています


と、ここまでが昨年の投稿です。

2020年の国勢調査結果が出ました。2020年の人口は1億2,622万人。推移は以下の通り。

画像1

また、投稿の中で触れていた、人口密度データというのがこちら。
(市区町村別、2017年データ)

画像2

同様に、事業所の密度、というのもあります。
(市区町村別、2017年データ)

画像3

他にも様々なデータがありますので、以下の統計局のHP覗いてみてください。
(まだ2020年の国勢調査の結果は反映されていないものが多いですが)


最後に、「80年後に大正9年と同じ人口に」というのは、国立社会保障・人口問題研究所の将来人口推計によるものです。

☑️ 1920(大正9)年 5,596万人
☑️ 2020(令和2)年 1億2,622万人
☑️ 2100(???)年 5,971万人(出生中位、死亡中位の場合)
☑️ 2100(???)年 4,906万人(出生低位、死亡中位の場合)

最も少なくなる予想では5千万人も下回るのですが、現在は、こちらに近い実績値で推移しています…


→人口。人口減少は分かっているが、過去100年かけて倍増した人口が80年で半減する、というスピードであることは改めて驚く。しかも年齢構成は全く異なる。40年後でもすでに9千万人程度と予測されており、今より3千万人、つまり25%減少する。このことは日本にどのような変化をもたらすだろうか?


最後までお読みいただきありがとうございます。過去分は以下にまとめています。


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