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#523 「課題発見」に必要な「プロセス把握能力」

問題解決スキルより解くべき問題を見つけるスキルの方が求められるなぁ、と持ったので、メモ。


1、問題解決力<問題設定能力?

VUCAなんて誰も言わなくなるぐらい、変化が当たり前の時代です。
となると、与えられた問題を解くよりも、解決すべき課題を見つける力の方が大事になってきます。

という話は、以前からある話で、当たり前じゃん、というところかと。

では、解決すべき課題を見つけるためには具体的にどうしたら良いのでしょう?

いろいろあろうかと思いますが、私がもっとも有効だと考えているのが、対象とする業務のプロセスを把握すること、です。


2、プロセスの把握は根本解決の第一歩。

この問題を解決したい、という場合、何かしら不具合なり不都合なりが出ている状況でしょう。人間どうしても表面化しているところに飛びつきがち、ですが、もしかしたらそれは「症状」かもしれません。

人間の体でも、足が痺れる、ということの原因が実は足ではなく、背骨の神経が圧迫されていたから、ということがあります(唐突な例で恐縮ですが、私個人の実体験です)。

つまり、足が痺れるからと足のマッサージをしたり足に湿布を貼っても意味はない、のです。確かに痛み止めを飲めば一時的に痛みという症状は緩和されるかもしれません。でも、根本となる原因はそのままですから、問題は何も解決していません。むしろ症状が消えたことで知らない間に根本となっている神経を圧迫している状態が悪化していくかもしれません。

適切な例だったかイマイチ不安ですが、お伝えしたかったのは、問題が明らかに見える時ほど、それが原因なのか、それとも、他に根本の原因があってその症状なのか、ということを見極めることが大事、ということです。

そのためには、症状が出ているところを含む業務プロセスを把握すること、つまり因果関係を把握することから始めるべきなのです。


3、まとめ

いかがでしたでしょうか?

またまた例によって当たり前、の話でした。

が、問題が顕在化していると、ついその問題解決に走ってしまうものです。
ところがそれはモグラ叩き、かもしれません。
さらに厄介なのは、モグラ叩きのように次から次に症状が出てくれば、何かおかしい、と気づきますが、一回叩いてしばらく問題が表面化しなくなる、という場合です。

先ほどの例のように、根本となっている原因が水面下で大きくなり、別のところで大きな問題としてある日突然表面化するかもしれません。

そうしたことがないように、プロセスを把握することが重要なのです。


最後までお読みいただきありがとうございました。
いつもながら個人的なメモですが、どこか参考になるところがあれば嬉しいです。


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