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野球場は美味しいものがいっぱい(青星寮カレーとベイメンチ)

ついに一番書きたかった話題に触れます。

私、横浜DeNAベイスターズのファンなんです。
2017年からの新参者で、細かなルールや戦略などはよくわかっておりませんが、個性豊かな選手たちの活躍を目尻を下げて見守るスタイルです。


1997年や1998年に別球団を応援しに横浜スタジアムに行った時には、まだピヨピヨだった私にとっては酔ったおじさんたちが怒号をまき散らす、ちょっと怖い空間でした(実際コンコースは薄暗くどんよりとしており、お手洗いに行くのに少々ためらっていました)が、そんなのは今は昔、DeNAがベイスターズを買収し、さらには横浜スタジアムを買収。コミュニティー・ボールパーク化構想を掲げ、これまで野球を生で見なかった人たちやライト層でも足を運び親しみたくなるような球場を目指しています。それに伴い、ハードを改修。コンコース(特にお手洗い!)はきれいになり、座席は青一色に、広くてオサレなグッズ売り場ができ、そしてフードショップもテコ入れされました。

これはまだウィング席ができる前の横浜スタジアム(略してハマスタ)。2020年の東京オリンピックで野球の会場になり、それに合わせて両翼内野~外野の後方上部にウィング席が増設されます。今は右翼側は完成し、左翼側が絶賛工事中。


食通がうなる名店が多い横浜らしさが反映され、今やハマスタは名物がいっぱい。
かいた氷にみかんとシロップをかけたみかん氷は夏の定番(リキュールを使った大人のみかん氷なんてものも)。
ベイスターズラガー、ベイスターズエール等といった球団オリジナルのビールは、屋外で野球を見ながらといういいシチュエーションなのをさっぴいても飲みごたえがあり、普通にお店で飲みたいくらい。
その他にもベイカラ、ベイメンチ、ベイ餃子、ベイマグロ丼、選手プロデュースメニュー等々、どれもビールと合うように作っているんじゃないかと思うほどガツンとくる美味しさで、行くたびに何を食べようかウキウキワクワクします。

そんなメニューたちの中でも一際異彩を放つのが、青星寮カレー。
青星寮というのは入団して数年以内の選手たちが生活する寮のことで、寮では24時間いつでもカレーが食べられているよう用意されています。
その選手たちが食べて育つカレーと同じものをハマスタでも販売しているんです。
つまり、これを食べれば誰もがベイスターズの選手たちと同じ釜の飯を食う一員に。なんちゃって。
(※同じレシピを再現でした。てことは、選手たちと同様の要素で身体ができちゃう。 2019.9.5加筆)

そんなカレーだからかいつも混んでいてなかなか口にすることができなかったんですが、先日、ついに叶いました!

パッケージにはアメリカン(ちょっとウォーホール意識してるでしょ)なプリントが(BLUE STAR HOTEL=青星寮です この球団はやたらと英語を使いたがる)。


開けると、絵に描いたような正統派のカレー。お味はマイルドでやさしい。お子様にも安心。
これはレギュラーサイズで800円。その他、ハーフサイズ、選手盛りサイズ(1.5倍)があります。+100円でチーズのトッピングもあり。

しかしコキコさんには、一つの野望が。


別のグルメを乗っけるのをやりたい。


Twitterで見かけて、どうしてもやってみたかったんです。
今回は、ベイメンチを乗っけることに。

ベイメンチ(1個300円)は、
横浜・野毛の老舗洋食店「センターグリル」監修のもと制作した、“肉”・“ソース”・“揚げたてサクサク”が特徴のメンチカツです。
“肉”は地元神奈川で生まれた国産ブランド『やまゆりポーク』(※)と『やまゆりビーフ』を主に使用
(球団ニュースhttps://www.baystars.co.jp/news/2017/04/0421_01.phpより抜粋)

という代物。
こういう名店があるような土地柄が反映された地域密着的なのって嬉しいじゃないの。
衣は薄く、こういう場ではなかなかお目にかかれないくらい玉ねぎと混ぜ合わせられた肉がしっかり詰め込まれているのが特徴的。酸味のあるソースがたっぷりかかったカリっとジューシーなメンチカツで、時折頬張っている選手もいるそうです。

単体で食べてももちろんビールが進む美味しさですが、
それをカレーにon。



やばい。
悪魔的な美味しさだ。


肉肉しさと油と脂とソースをルーに絡めると完全無欠のフュージョン。
いや欠はある。カロリーが……
でもそんなことが吹っ飛ぶくらいテンションが上がる上がる。
ベイメンチがカレーをまとうことで生まれる柔らかなタッチから猛々しいソースまでのグラデーションの果てのねっとりとした肉感が屈服せざるをえないほどたまらない。
美味しすぎて白飯の存在を忘れてた……。
多分ベイメンチと白飯も安定感のある相性の良さなんだろうけど、日常を捨ててどこまでもともに堕ちます地獄まで、というくらいベイメンチとカレーは合った……。

(食べかけで汚くごめんあそばせ💦)

救世主も忘れてはいけない。
オリジナルレモンサワー(700円)の登場。


レモンが丸々1個入ったキューッと爽やかな味が脂を洗い流し、悪魔に支配された身体を浄化してくれるようです。
(ここだけの話、レモンサワーに切ったレモンがごろごろ入っており、飲み終わっても無糖炭酸できればレモン味を入れるとまた美味しくいただけちゃうんです。)

この日は昨年怪我で離脱しなかなか本来の力を発揮できずにファーム暮らしが続ていた選手の活躍により逆転勝ちしたから、満足満足大満足の一日でした。

試合の勝敗とは別のところで満足ポイントを設けておくと、もし負けても残念の度合いがぐっと変わってくるし、勝ったらその嬉しさや興奮をアシストするし、トータルとして楽しさを底上げすることになり、リピートしたくなるというのもわかります(多分私は戦略ターゲットどんぴしゃな層なんでしょう)。

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