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どうしていいかわからなかった私に、笑顔で手を振ってくれた事がすごく嬉しかったから。


人の顔色をすごく気にする自分だった。


その人の纏う空気感を
マイナスに察知して、

『私、何かやっちゃったかな?』

それが、一番最初に浮かぶ言葉。


自分に自信がない。


いや。


失敗するのが怖い。

周りにどう思われるのかが怖い。


それが、一番大きな理由。



周りの人に対して 

どう接していいかわからなくて

いつも一歩ひいて 様子をうかがっていた。


今、話しかけてもいいのかな

「いやだ」って思われないかな


愛想笑いして、そこに馴染んだフリ。


なにか関わったとして、

その後も


変って思われなかったかな

嫌われなかったかな


1人堂々巡りし、勝手に落ち込む日々。



そんな自分が、
友達に声をかけてもらい出かけた日のこと。


集合時間よりはやく着いたため
一人でぶらり、お店を回っていると

向こうから、
顔見知りの方がやってくるのに気づいた。


少し会話をしたことがあるくらいのそんな間柄。

 − どうしよう

私は立ちすくんでしまった。


挨拶してもいい?

でも、誰ってなる??

迷惑かも。


思考だけがぐるぐる駆け巡り、

このまま気づかなかったことにして・・・と、
背を向けようとした時、


相手がこちらに気づき、

声をかけてくれて

満面の笑みで大きく手を振ってくれたのだ。


手を振り返していいかどうか、
そこすらも迷い、

私は軽く会釈をして、
小さく胸元で手を振って


彼女と別れた後

そのまま集合場所へと向かった。


逃げようとした自分と
手を振って笑顔を向けてくれた彼女と

もやもやした気持ちの中に

ただ、手を振ってくれた嬉しさは
ずっと残っていた。


その後、友人に

どうしようって思ってしまったこと。

自分が挨拶して良かったのかどうか
迷ってしまったこと

手を振り返したほうが良かったのかどうか 

を話したら

「手を振りたいと思ったら、振ればいいんだよ」 

と、シンプルな答え。

その言葉がいつまでも胸に残った。




「思い込み」って嘘なんだよ。
だから、全部、相手に聞いてみたらいい。


自分の『そうに違いない』で
ガチガチに固めて動けなかった私。 

恩師がかけてくれたそんな言葉にも
後押しをしてもらって


私も、関わりたい、と思ったら

ぶつかってみることにした。


私のせいかも?と思ったら
「これは良くなかったですか?」と口にして

そうすると、
自分の想像とは全く違う答えが返ってきたり。


昔に比べて
少しづつ、恐怖は和らいできている。



なんていいながら、


今でも、迷うし、

大丈夫かなって心配になるけれど


それでも、

あの時、どうしていいかわからなかった自分に
笑顔で手を振ってくれたことが嬉しかったから。


そして、このnoteでも

たくさんの人たちが、
声をかけてくれるのが嬉しいから。


いつも拙い文章に
暖かい気持ちやコメントを
本当にありがとうございます。

数ある記事の中から読んでくださってありがとうございます♪ なにかお届けすることができたのなら、とっても嬉しいです!