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台湾エキスポ2023①

 台湾の優れた製品、観光、カルチャー、グルメをPRする総合展示会「台湾エキスポ」が2023年11月9日(木)から3日間の予定で新宿住友ビル三角広場(東京都新宿区西新宿2-6-1)で、日本初開催されている。
 2022年、日本と台湾の貿易総額は882.4億ドルに達しており、台湾の総貿易額の9.7%を占めた。
 人の往来も活発。パンデミック以前からも、日台間のビジネスは非常に盛んで、観光客の往来は計707万人(2019)となっている。
 台湾エキスポというのは、経済部のもと、経済部国際貿易署と台湾貿易センターが主催するイベントで毎年、異なる国で開催している。今までASEAN諸国、インド、昨年はアメリカなどで開かれた。そして今年は台湾の最重要パートナーである日本で初めて開催されている。
 午前10時から開会式が始まった。まずは紹介から入って、ステージ上での歌や踊りのパフォーマンスに移った。
 「川の流れのように」の日本語による歌唱など計4曲が披露された。最後の歌はガールズ・グループによるものでシング&ダンスだった。


 次に打席に台湾貿易センターの黄志芳会長がユニホームをまとって打者となり「始球式」。それが終わると黄会長が挨拶した。「日台相互の交流関係が深まることを期待しています」と述べた。

黄志芳・台湾貿易センター会長


 次は経済部の王美花部長で「継続して日台間の交流を促進していく」と決意を述べた。そして来賓の台北駐日経済文化代表處の謝長延大使が「日台間の経済交流によって互いにとても重要なパートナーです」と語った。

王美花・経済部長 
謝長延・台北駐日経済文化代表處大使


 続いては日華議員懇談会の古屋圭司会長の挨拶。「始球式で黄会長のユニホームの背番号が1番だった。王貞治選手のイメージだったのでは」と話した。「日本と台湾は国交がありません。でもこの懇親会には超党派で300名のメンバーがおり、台湾側も100人くらいいるのです」。
 コロナ禍でも日台間の協力関係は続いた。古屋会長によると、2020年には、日本でマスクが不足すると、祭英文総統がジャンボ機一機分のマスクを提供してくれ、一方、翌年、台湾でワクチンが足りなくなると、日本から450万回分のワクチンを提供するということがあった。
 「困った時に助け合う友こそ真の友です」と古屋会長。

古屋圭司・日華議員懇談会会長


 日本台湾交流協会の谷崎泰明理事長の挨拶が続いた。「人の交流は最盛期で台湾から450万人、日本から250万人だった。コロナが沈静化したことで再び戻って来た。そういう中で開催される台湾エキスポはまさにタイムリーだと思います」と話した。

谷崎泰明・日本台湾交流協会理事長


 小池百合子東京都知事からの祝電が代読された。そのあとセレモニーで4人が並び、スイッチを押すと花吹雪が天井から舞い落ちた。日本で初めて開催される台湾エキスポがスタートしたのだ。


 

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