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西東京ビートルズ倶楽部の会

 充実した地元のビートルズファンの集いに参加した。
 西東京ビートルズ倶楽部のライブイベントが2024年4月13日(土)、弾き語りCafeひこうき雲(東京都東久留米市)であった。
 まずは西東京ビートルズ倶楽部バンドによる演奏があった。

西東京ビートルズ倶楽部バンド


 オープニングは替え歌で「A Hard Day's Night」。
 二曲目は「All my loving」。続けて「Norwegian Wood」「I'll be back」「In my life」。ジョンの作品が3曲続いた。
 異文化研究が専門の竹内真澄・青山学院大学非常勤講師によるビートルズの歌詞解説があった。最初に「Ob-la-di Ob-la-da」の解説で、「barrow」や「marketplace」ってどういうものかを写真を使って説明した。
 そして「Penny Lane」の歌詞も解説。「mac」って何?そうこれは「英国のレインコート」のことなのだそう。
 「Mackintoshのことで、雨が降っているのにコートを着ない。どうしてかっていうと当時の中産階級である銀行員は素敵な背広を隠したくないのでコートを着ないっていう英国階級社会への皮肉なのです」と竹内先生はいう。
 しばしば性的意味合いを指摘される「A four of fish and finger pies」のところを竹内さんは「リバプールのある世代のスラング」ではあるとした。
 また「roundabout」とあるがこれは「円形交差点」で1960年代から英国で増えたもので、そこで看護婦さんがトレーにのせたポピーを売っているとある。ポピーで芥子を想像するが、これは「反戦メッセージ」だと竹内さんは解説する。「11月11日はremembrance dayで兵士に対する日なのです。その日が近づくと王室の方々もBBCの人たちもポピーをつけます」。

竹内真澄先生


 ここでボーカリストのかなえちゃんが登場。説明のあった「Ob-la-di Ob-la-da」を熱唱した。続けて「イエローサブマリン音頭」とビートルズのオリジナルの折衷バージョンを踊りながら歌った。

 踊るかなえちゃん
「イエローサブマリン」の効果音を出す


 ここで西東京ビートルズ倶楽部代表でギター担当の田中敏久さんが「楽しい元気なビートルズをやった後は大人のビートルズ。違った感じのアレンジにしました」と話して演奏されたのは「And I love her」。ピアノ演奏でいずみさんが加わった。ジャズアレンジの曲を歌ったのはチャーリー植松さん。

いずみさん


 そして次は「Yesterday」だった。

 ベースの篠塚さん
 ドラムスの小松さん



 ここでビートルズの旅(インド)の話が筆者からあった。
 バンド演奏に戻り、「Something」。ピアノがいずみさんで「Let it be」と「Hey Jude」。本編最後の「Get Back」の演奏前にチャーリー植松さんが「間違ってキックバックとかいわないように」と時事問題とからめたジョークを飛ばした。アンコールは「A hard day's night」だった。

ギターソロを披露する田中敏久さん


 

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