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ウニと帆立の陸上養殖実験

今日本全国では、ウニの陸上養殖はもとよりエビやサーモン、鮑などたくさんの魚種で試みがされています。

陸上養殖とは、丘の上で養殖する事なのですが、思った以上に難しいものでもあります。

私は2年前からウニの陸上養殖とホタテの陸上養殖に関わっています。

ウニは養殖をしなくても、海の中で自然繁殖ししますので、本来なら養殖する必要がないように思えるのですが、繁殖力が高い事と雑食で悪食のため、このようなことになります。

①ウニの大量発生による、海の資源(海藻類)がなくなる
②海藻類がなくなると、良質なプランクトンを発生できないのと、海藻を食べる生物の餌がなくなる
③海が死ぬ

三陸の海はかつて、世界三大漁場と言われた資源豊富な海でしたが、今は藻原再生をしないといけないくらいのレベルになっています。

ウニが増える→藻原が消える→ウニが共喰いするから、ウニが増える→実入の少ないウニを陸上に集める→人工の餌を与え実入を良くする→出荷のながれができるように関わっています。

ホタテは貝毒からの脱却と、ホタテ漁の闇からの脱却の為です。※ここは後日書きます。

それはそれとして、今日は久々の陸上養殖実験です。装置に海水を入れ、ホタテとウニを入れて完成!より良く成長する事を楽しみにしています!


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