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SCENE 神奈川大学の風景

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動画で綴る、神奈川大学の風景。
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これこそ大学生だ!-コロナ禍を超えて-

国際日本学部 国際文化交流学科 大久保 駿さん 思い描いていた大学生活と違う 2020年4月、国際日本学部開設と同時に一期生として入学しました。 しかし、周りはコロナ一色。1年目はキャンパスに足を踏み入れることなく、オンライン中心の授業。今まで経験したことがなかったため、つらい時もありましたが、オンラインだからできる良さもだんだん見つけられるようになりました。また、先生方なども学科交流会の機会などを作ってくれたりして、オンラインがあったからこその友達もできました。 これ

大学院進学と宇宙ロケット部の二刀流をめざして

宇宙ロケット部  川口舞子さん(工学部機械工学科4年) モノづくりがしたい! 大学入学時からモノづくりをしているサークルを探していて、ハイブリッドロケット燃焼実験を見学させてもらったのが「宇宙ロケット部」との縁のはじまりです。 エンジンそのものの、音と威力に驚きました。その後、お手伝いとして関わっていたのですが、宇宙ロケット部顧問の高野先生に「つべこべ言わずに入りなさい」と言われ、素直に入部しました(笑)。 宇宙ロケット部を知ってもらいたい 2021年9月にハイブリッ

先端技術を社会実装につなげる架け橋に

さらに成長するために選んだ進学の道いつか起業したい。自分で事業を起こして人の役に立ちたい。そんな夢を抱きながらも、まずは就職をしようと大学3年生の時に就職活動を開始しました。しかし企業の面接や説明会で、さまざまな学生や働く人たちの話を聞くうちに、自分のスキルや考えが足りないことに気づかされました。 その足りない部分と向き合う中で出た答えが、大学院へ進学し、片桐英樹教授のもとで研究活動を続けることでした。片桐教授は、常に多角的な視点でアドバイスをしてくれます。研究に限らず、「

美術を読み解く楽しさを多くの人に伝えたい

「大学院給費生制度のサポートのおかげで夢を諦めずに追い続けることができる」。研究者を目指す外国語学研究科の森麗華さんは、沖縄から上京し、横浜・みなとみならいキャンパスを拠点に、日々研究活動に力を注いでいます。 壁に直面した時、相談できる師の存在 本物の絵画を観たときに感じた圧倒的な力。学部時代に初めてヨーロッパ各地の美術館で絵画を観た時の感動が忘れられない。もっと知りたい、追求したい。その思いを叶えるために、大学院進学の道を選びました。 大学院では、19世紀のオーストリア

好奇心を原動力に、社会に役立つ研究を

「大学院給費生制度のおかげで研究を続けられる」。次世代の化学技術を生み出す現場に身を置いて、先生や仲間たちと日々研究に励む理学研究科の岩田啓佑さん。社会に貢献できる研究者を目指して、日々精進しています。 「研究をやり遂げたい」  を叶えてくれた給費生制度研究がしたい。自分のテーマを見つけたい。高校生の頃から研究に興味と憧れを抱いていました。 神奈川大学の理学部化学科に入学し、さまざまな授業や実習を履修する中で、その思いはますます高まり、そしてチャンスは訪れます。神奈川大学

父の一言が駅伝への夢をつなげてくれた

京都出身の工学部のボクは、大学の給費生制度によるサポートを受けています。そして陸上部に所属して箱根駅伝を目指しながら、高校時代には実現できなかった学業との両立に励んでいます。給費生同士の交流や独自の海外研修などにも参加し、大学生活の充実度は高校時代の数倍です。 箱根駅伝を目指し、神奈川大学へ進学 小学生の頃からずっと陸上を続けてきたボクにとって、箱根駅伝に出場することは、長年の夢でした。そこで大学進学にあたっては、箱根駅伝を狙える大学であること、そして学費が抑えられる大学で

予約型奨学金というサポートが可能性を広げてくれた

「予約型奨学金というサポートがあるから、大学生活では自分の興味があることにチャレンジできる」。留学にも挑戦した経営学部の学生は、大学での学びと経験を生かして、卒業後は地元に貢献する仕事がしたいと語ります。 国際経営学を学びたいと、神奈川大学へ  英語が好き。国際的なことを学んでみたい。英語をツールとして使い、世界中の人とコミュニケーションを取れるようになりたい。いつか仕事でも英語を使う機会があれば。そんな思いをかなえたくて、国際系の学問分野のある大学を探しました。  でも

あなたならできる。その言葉に励まされた|「海外」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 思い出すだけでも愛おしい、夢みたいな時間 いつかまた、イタリアに帰りたい。 留学先で過ごしたあの日々は夢みたいな時間で、思い出すだけで、愛おしい気持ちになる。今となってはイタリアは自分にとっての第二の故郷とも言える、大切な存在だ。 神奈川大学の派遣交換留学制度を利用して実現した、イタリアのベネチア カ・フォスカリ

先輩になったのではなく、先輩にしてもらった|「仲間」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 “運命”のようなものを感じて神大フェスタ(大学祭)実行委員会に入っていなかったら、大学生活がこんなに充実することはなかっただろう。 先輩とのつながり、同期とのつながり、後輩とのつながり、そして大学職員や地域の方々とのつながり。いろいろな人とのつながりがあるからこそ成長できたし、今の自分があるのだと強く思う。 中学

「なぜ」の理由を考えさせる教師になりたい|「先生」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 化学の楽しさを知って、教師を目指した高校生のとき、化学に興味を持った。 理科の先生が導いてくれた「有機化学」の世界。 先生はいつも、現象が起こる原因を考えることを大切にし、「有機化学の楽しさ」を教えてくれた。 いつしか、自分もその楽しさを生徒に伝えられるような先生になれたらと、高校の理科教師を目指すようになった。

不安9割、期待1割から始まった大学生活|「親」とのつながり

学生たちには、一人ひとりに大切な「つながり」があり、物語があります。 さまざまな人々と出会い、それぞれの経験を積み重ね、自分らしく輝く学生の姿を追いかけます。 自分を信じてくれる母の言葉に力がわいた 生まれ育った新潟を離れ、家族や友人など知り合いが周りに誰もいない横浜へ。大きく膨らんでいく不安と寂しさ、そして、ほんの少しの期待を胸に迎えた、4年前の引っ越しの日を今でも忘れない。 不安9割、期待1割から始まった大学生活。 あまりに不安が大きすぎて、はじめはホームシックにかか

「疑う視点」を持ち、発信する力に|木下 直之

街のいたるところに存在する造形作品。多様化する美術の世界で、「なぜそこにあるのか」という存在理由を考えて、常に「疑う」姿勢を持ってほしいと木下直之先生は語る。そして何より大切なのが、「自分の考えを作り上げ、伝えること」。木下先生は、美術館や博物館で長年培った経験を通じて、学生たちと一緒に「疑問から広がる世界」を多様な視点から考えていく。 神奈川大学国際日本学部サイトではインタビュー全文が掲載されています。こちらもあわせてご覧ください。 木下 直之 国際日本学部 歴史民俗学

日本人の思想に触れ、生きるとは何かを考える|上原 雅文

「日本思想史」は、日本人の過去の思想や宗教をふり返り、それらがどのように現在の考え方や生き方に影響を与えてきたのかを考える学問だ。上原雅文先生は、映画や漫画など身近なものを題材にしながら、現代まで受け継がれている倫理観・自然観・死生観などについて学生たちに教え、思想の変遷について考えさせている。学生たちは、過去の日本人の思想について理解を深めるなかで、現在の日本文化や自分自身の生き方について考えを深めている。 神奈川大学国際日本学部サイトではインタビュー全文が掲載されていま

文学の世界から、文化が交わる場所へ|熊谷 謙介

「答えがなかなか分からない、謎めいた難しさが文学の面白さ」と語る熊谷謙介先生は、自身もフランスの詩人・マラルメを生涯の研究対象とし、「長い時間をかけて難しい問題にチャレンジしていく、それこそが大学の学び」だと考える。フランスをはじめとしたヨーロッパ文化への理解を深めつつ、その世界観をどのように「翻訳」していくか。難しくも奥深い文学の世界を、多様な視点から読み解いていく。 神奈川大学国際日本学部サイトではインタビュー全文が掲載されています。こちらもあわせてご覧ください。 熊