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聴いた曲を紹介する日記(2023年6月20日)第101回:帰り道は遠回りしたくなる/乃木坂46

帰り道は遠回りしたくなる/乃木坂46

個人的には乃木坂46の表題曲の中で一番好きな曲で、一番「乃木坂46らしさ」を感じる曲。
単純な「アイドルソング」でもなく、単純な「恋愛ソング」でもなく、「誰か個人の狭い視点の具体的な描写」よりも「抽象的ではあるけど、多くの人の現実に広くうっすらと、しかし確実に共有できるせつない感覚や思い出を重視した歌詞」に「乃木坂46らしさ」を感じるんだと思う。

アイドルグループごとに、また、坂道系アイドルグループの中でも、それぞれ「個性」があって、乃木坂46のシングル表題曲は「グループとしての個性や物語」より「その時によって変わる選抜センターメンバーの個性や物語」を重視している印象も強くて、本曲も、当時卒業発表した西野七瀬さんのラスト選抜センター曲で、他の「卒業発表メンバーラストセンター曲」同様にその「物語」が反映された結果ではあるのだろうけど(実際、そうでない曲の場合、乃木坂46は「アイドルソング」も「恋愛ソング」も普通にやっていて「坂道系の中の万能型」のイメージもある)、卒業発表ラストセンター曲でなくても、乃木坂46にはこの楽曲の方向性で毎回やってほしいという思いが個人的にはある(メンバーの卒業は毎回寂しいので……)。

MVの「普通の学生生活を送ったかもしれない西野七瀬の人生と、アイドルになった西野七瀬の人生、それぞれを描き、それぞれがそれぞれの日常の中で交差する物語」も、エモい。

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