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聴いた曲を紹介する日記(2023年3月19日)第8回:HAPPY END/YELLO MAGIC ORCHESTRA(YMO)

HAPPY END/YELLO MAGIC ORCHESTRA(YMO)

坂本龍一のソロ作品よりもYMO作品から先に入った人間なので、「HAPPY END」もYMOのアルバム「BGM」版がオリジナルだとしばらく思っていて、「不思議な曲だなあ」と思っていたし、むしろこの最初から最後まで曲の全体像を捉えられない浮遊感が曲名にも合ってるなあ、とも思っていた。
坂本龍一のソロ活動によるオリジナル版を聴いたあとに「BGM」版を改めて聴いた時の、曲の全体像が急にはっきりと見えてくる感覚に驚いた記憶がある。
YMOとしての活動では、アルバム「BGM」同様に、それまでのテクノポップ路線から一転、ハードテクノ路線に走った1981年のウィンターライブで、それまでのテクノポップ路線の曲は大胆にハードテクノ方向のアレンジをする一方、本曲は逆に原曲寄りの(きちんと主旋律を鳴らす)アレンジで演奏されていたのが面白い。

(2023年4月2日追記)
30分ほど前に、坂本龍一氏が2月28日に亡くなっていたことが発表されました。
偶然ですが、発表の速報が入った瞬間も、ちょうど「BGM」を聴いていて、「HAPPY END」が流れたタイミングだったので、曲の雰囲気も相まった現実感の無さに動揺し、しばらく部屋をウロウロしてしまったりしました。
坂本龍一氏の最期はピアノ版の「HAPPY END」の音だっただろうか、それとも協奏曲版の音?「BGM」版の音?なんてことを考えたりしています。

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