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ある意味貴重なライヴ/Victoria Monét「Good Bye」

ドレイク率いるOVOサウンド所属のR&Bデュオ、シンガーのダニエル・デイリーと、プロデューサーのナインティーン85から成るdvsn(ディヴィジョン)の記念すべき初来日公演に行ってきました(9月6日@ビルボードライヴ東京)。

どうやっても私がうっすら写ってしまうの……。

去年出たアルバム『Working On My Karma』は個人的年間ベスト3位に入れた大大大好きなアルバムだし、なんてったって初来日だし、超楽しみにしていたこの日のライヴ。
開場時間と同時に会場に入り、この日一緒に行ったR&B仲間のイラストレーター、遠藤舞さんと酒盛りしながら(笑)開演を待っていたのですが………いつまで経っても客が全然入らない!!!ちょっとシャレにならないレベル。客席の写真撮ったけど、あまりに可哀想だからアップするのはやめておきます。私が行ったのがファースト・ステージ(18時開演)だから、会社勤めの人とかはなかなか来れない時間だというのもあるけれど……。2日公演にしたのは無理があったのではとか、読みにくいグループ名のせいじゃないかとか、訳のわからないことを色々考えてしまいました(汗)。私が日頃聴いてる音楽はそんなにマニアックなのかなぁとか思っちゃいましたよ。
けど本人達の名誉のために言っておくと、この日のセカンド・ステージ&翌日の公演はそれなりに入ってたみたい。ある意味貴重な体験をしたと捉えておきます。

そんな本人達もビックリしたであろう状況でもライヴはちゃんとやってくれたし、何よりダニエル・デイリーのファルセットは本当に素敵でした。
初っ端から「Don’t Take Your Love」とか「Bring It」(大好き)とかやってくれてアガったし。あとはなんと言ってもシルク「Freak Me」のカヴァー。うひょー!!ダニエルの甘美な歌声で歌うこの曲が悪いはずがありません。蕩けます。カヴァーでは他にもマリオ・ワイナンズ「I Don’t Wanna Know」をやったり。女性を客席にあげての「Tired」もセクシーでしたよ。

Silk / Freak Me
プロデュースはキース・スウェット。歌詞はド下ネタ(汗)。

Mario Winans / I Don’t Wanna Know
全米2位を記録した大ヒット・ナンバー。エンヤ「Boadicea」をサンプリング。

ちなみに、バンドセットではなく、メンバー2人だけのステージ。会場の閑散さもあってなんとも寂しい感じは否めませんでしたが、ある意味そんなステージだったからこそ、ダニエルのヴォーカリストとしての素晴らしさが一層伝わってきたのかもしれません。メロウな音世界に十分浸らせてくれました。

帰宅後、誰からも何も言われてないのに、必死にX(ツイッター)で「R&Bファンなら明日の公演絶対行ってね!」と宣伝する私。だってもっとたくさんのお客さんの前でやらせてあげたかったもの。先述通り、他の回ではそれなりに入ってたみたいですけどね(私の宣伝が効いたと思うことにします。笑)
本国のライヴでは超満員&大合唱になるらしいし、もっともっとビッグになって日本でもそんな状態になって、「ある意味貴重なライヴを観たよね〜( ´Д`)y━・~~」と自慢させてください! また来日してね!


<今日の1曲>
Victoria Monét / Good Bye

もうあらゆる人が絶賛してるので今更感があるのですが、やっぱりヴィクトリア・モネイのニュー・アルバム『Jaguar II』の素晴らしさに触れないわけにはいかないでしょう。D・マイルがメイン・プロデューサーを務めてるだけあって、全体に漂うシルク・ソニック感。かつてnoteでシルク・ソニック「Blast Off」を私がどれだけ好きかを書きましたが、その「Blast Off」を彷彿とさせるのがアルバム・ラストを飾るこの曲。「Blast Off」といえばEW&F感。そしてアルバムにはEW&Fをフィーチャーした曲(「Hollywood」)も収録……と、全てが繋がってる感じがたまりません。はー。ため息つくのみ。最高だなー。アルバムには他にフィーチャリングでラッキー・デイやブジュ・バントンが、プロデュースでケイトラナダやギッティ等が参加。今年屈指のR&Bアルバムなので是非聴いてみてください!

Victoria Monét / Hollywood feat. Earth, Wind & Fire and Hazel Monét
ついでにこちらもアップ。「feat. Earth, Wind & Fire」って字面だけですごい(汗)。娘のヘイゼルちゃんの声は最後にちょこっと登場します。このヴィジュアライザーにも登場してますよ。

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