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はじめまして。「Startup CXO Meeting 柏の葉」です。

「Startup CXO Meeting 柏の葉」は、ディープテックからIT系のアーリー期のスタートアップを対象とした招待制のCXOコミュニティとして立ち上がりました。事業化を目指すディープテック系・IT系スタートアップを対象としています。活動の拠点は千葉県・つくばエクスプレス沿線にある柏の葉ですが、スタートアップの所在地は、柏の葉に限定していません。

本日、リリースでも発表しましたのでぜひご覧ください。


スタートアップの事業化を加速させる招待制CXOコミュニティ

コンセプトは「SPEED UP!START-UP!」。
スタートアップがぶつかる事業化の壁。事業化に伴ってスタートアップが検討すべき内容は数多とあります。プロダクト・ファイナンス・マーケティング・組織体制・ガバナンス・・・経営者によって得手不得手の領域もあるでしょう。それをどうやって乗り越え、事業成長させるのか、本当のところはなかなか知ることができません。でも、スタートアップでそれぞれが考え、成長する過程では多くの成功と失敗例が生まれているはずです。

このコミュニティでは、今まさにスタートアップとしての壁にぶち当たっている経営者同士、そしてすでに数々の壁を経験してきたスタートアップの諸先輩たちと、事業化、組織化、資金などの様々なエピソードを共有しあい、失敗から学んだ教訓や成功へのヒントなどをそれぞれのスタートアップがつかみ取り、事業の成長スピードを上げていく場となることを目指しています。

なぜ、このようなコミュニティが生まれたかという背景もお伝えできればと思います。元々、つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」周辺エリアでは三井不動産が「KOIL」というコワーキングスペースを2014年にオープンしたのを皮切りに、様々なビジネスパーソンが集まる街として発展してきました。

スタートアップに対しては、これまでシード期によったビジネスプラン作成などの支援に取り組んできましたが、その後の成長フェーズでもサポートできる体制がないかと模索していたところ、複数のスタートアップから「企業間の横連携​や先輩企業との繋がり​、成長のキーポイントを押さえたきっかけづくりがほしい」という声があがり、このコミュニティの立ち上げに繋がりました。運営は、これまで10年ほどスタートアップのコミュニケーション支援に取り組んできたStory Design houseが担います。

IT系の経営メソッドをディープテックへ

そして本コミュニティのもう一つの特徴は、事業特性上、ビジネス化までの道のりが長いディープテックスタートアップに、IT領域からの事業化や経営メソッドの共有をすることです。

プログラムアドバイザーとして、日米に拠点を持ちアーリー期のスタートアップへ投資実績のあるCarbide Venturesのゼネラル・パートナーである堀内健后さんに就任いただきました。堀内さんは、日本人がシリコンバレーで立ち上げたトレジャーデータの日本市場のマーケティング責任者を長年務められ、現在は代表取締役でもあります。このコミュニティでは投資家と事業家の両面から、スタートアップの経営ノウハウやメソッドをアドバイスしてくださいます。

そして、Gunosyやミラティブの取締役CFOを務められた後、エンジェル投資家として多数のIT系スタートアップの支援に取り組まれている伊藤光茂さんにもアドバイザーとして参画いただきます。

ディープテックとIT、ビジネスモデルは異なる点が多いですが、ディープテックは要素技術であり、最終的なプロダクト化へ向けてITを取り入れ事業化していくことが必要とされたり、組織戦略などにおいては業界問わず共通なテーマがあったりするため、成長スピードが早いITスタートアップの事業化や経営メソッドなどをディープテックスタートアップにも共有していきたいと考えています。

事業化への検証を、スピーディに、スムーズに

また、柏の葉という街の特性を活かした支援にも繋げていきます。もともとこの地域は公民学で街づくりを行っており、「イノベーションフィールド柏の葉」という実証プロジェクトを受け入れる窓口があります。通常だと、行政や企業、様々なステークホルダーに対して申請や許可をとりながら実証プロジェクトを進めなければいけない場合が多いですが、柏の葉では一気通貫で実証プロジェクト(商業施設やオフィス、マンションを活用した技術やサービス実証、住民に意見を直接きけるマーケティング実証)を受け入れることができるため、スタートアップも事業化に向けた効果検証をスピーディに取り組むことが可能です。

〈これまでの実証実験の事例〉
●2023年7月3日:KOIL MOBILITY FIELDにて民間初の送電コイルを埋設した、走行中給電可能な走行レーンを新設 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/0703/
●2023年10月3日:柏の葉スマートシティにて日本初、電気自動車への走行中給電の公道実証実験を開始 https://www.mitsuifudosan.co.jp/corporate/news/2023/1003/

コミュニティ参加のスタートアップのご紹介

メンバーは、脱炭素に貢献するEV分野や石油・ガスに代わるエネルギー資源の開発、医療事故や交通事故の防止といった人命救済など、様々な分野で技術を活用し、世界を救う事業に取り組んでいるスタートアップの皆さんです!

<スタートアップ一覧(50音順)> ※24年2月27日時点。今後更新されていく予定です

株式会社アルガルバイオ (https://algalbio.co.jp/
藻類バイオものづくりプラットフォーム

株式会社Jmees(https://www.jmees-inc.com/)
AIによる手術支援システムの開発・製造販売

株式会社pyrenee(http://www.pyrenee.net/
交通事故を防ぐ車載AIアシスタントを開発

ホシュー株式会社(https://hoshu.co.jp/
保守・メンテナンス支援プラットフォームの提供

株式会社Medifellow(https://medifellow.jp/
専門医によるリモート診療サービス

株式会社Yanekara(https://yanekara.jp/
電気自動車の充放電システムの販売

今後、スタートアップの経営課題解決のノウハウやメソッドの共有を行う「CXO Meeting」の開催や、PoC、PoBなどの実証プロジェクトの実現サポート、VCやパートナー企業の紹介・連携なども行っていく予定です。

本コミュニティに参加をご希望されるスタートアップ、そして連携を希望される企業の方は、下記の事務局までお問い合わせください。
Startup CXO Meeting 運営事務局:cxomtg@storydesign-h.com

〈対象スタートアップ〉
● ディープテックやITをビジネスの核としているアーリー〜ミドル期のスタートアップ
● プロダクトのプロトタイプがあることが望ましい
● 外部資本を入れてS字成長を目指していること(加入時点で資本金1000万円以上であること)

〈参加フロー〉
● 運営による書類・面談などによる審査
● 紹介者からの推薦

ディープテックスタートアップが使い倒せる柏の葉

最後に、柏の葉という街について少しご紹介できればと思います。

つくばエクスプレス「柏の葉キャンパス駅」を中心とする柏の葉エリアは、世界の未来像をつくる街「柏の葉スマートシティ」を目指し、公・民・学の連携で「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3本柱で街づくりを推進しています。

東京大学柏キャンパスや、千葉大学環境健康フィールド科学センター、国立がん研究センター東病院、産業技術総合研究所 柏センターなど国内有数の研究施設と、東葛テクノプラザや東大柏ベンチャープラザといった2つの公的インキュベーション施設があり、研究開発型のディープテックスタートアップが誕生しています。

また新たな事業を進める上で必要な、以下のような環境を整えてきました。

●コワーキングスペース「KOIL」
●デジタルファブリケーション機器が揃う「KOILファクトリー」
●実証プロジェクトを受け入れる「イノベーションフィールド柏の葉」
●コラボレーションを生み出すコミュニティ
●開発途上のロボットやドローンなどのモビリティの開発をサポートするテストサーキット「KOIL MOBILITY FIELD」
●国内外の優秀なスタートアップを表彰する「Asia Entreprenuership Award」
●シード期のスタートアップの成長支援を行う「KOIL STARTUP PROGRAM」など

柏の葉のスタートアップに関連する取り組みは、ぜひこちらのページもご覧ください。

「Startup CXO Meeting 柏の葉」はまだ立ち上がったばかり。スタートアップの皆さんにとって本当に意義ある場にしていくためにも、常に活動をアップデートしながら取り組んでいきたいと思っています。

今後も活動を発信していきますので、ぜひご覧ください!


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