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岸田教団&THE明星ロケッツについて語らせてくれ 星空ロジック編

前回の記事↓

このシリーズについて↓


今回は岸田教団のアルバム「星空ロジック」について語ります。
前回同様、この曲のこういう所が好きだよ~みたいなことを延々と書き連ねてるだけの自己満記事となっております。



「星空ロジック」

頒布日 2007年12月31日

『残響/夜明けまで。』

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「岸田教団&THE明星ロケッツ」結成後二枚目のアルバムで、オリジナルとしては結成後初のアルバム
はやぴ~さんがレコーディングに参加していない(デザインワークとして参加)ので「明星ロケッツ」名義でなく「岸田教団」名義になっています。
「岸田教団」名義で頒布された中では最初で最後のフルボーカル・オリジナルアルバムだったりと、色々な立ち位置を持つちょっと特殊なアルバムです。

岸田さん自身このアルバムをとてもオススメしていて、発売年が2007年にも関わらず今でも通販などで買えます。各種サブスクにも入っているのでぜひ。(下にapple載せておきます)
裏話として、アルバム制作当時岸田さんのスピーカーが故障していて満足にマスタリングが出来なかったようで、2010年10月の再販売分からの収録曲はマスタリングし直したものに差し替えられている。らしいです。
ちなみにジャケットに描かれている岸田さんのベースを持ったロリは「星空ロジ子」というそうです。たまにグッズとして再登場したりする。



1.ただ凛として

歌詞はビジュアルノベルゲーム『Fate/stay night』と、そのヒロインの遠坂凛がモチーフ。
『黒いリボンが揺れてた 風凪の中で 猫のようなひとみで 君は笑いかける』
とかはまさに凛のことを指していますね。岸田さんはこのアルバム以降もしばしば那須きのこの影響を受けている点が見られます。
正統派2000年代ロックって感じで、変な引っかかりも無く聴けて気持ちいい!というのが一番の印象です。この頃の岸田さんは「ギターソロの引き出しが少なすぎる」とか言われてましたが、自分はこのくらいシンプルでもいいんじゃないかって思ってます。バンドでやる時コピーするの楽だし。←

後に出る「ROCK'N'ROLL LABORATORY 2」というアルバムに明星ロケッツ体制で改めてレコーディングされたものが収録されていて、ベースラインやソロが若干異なっているので、聴き比べしてみるのもいいかもしれません。

2.クリアレイン

歌詞は恋愛アドベンチャーゲーム『ONE~輝く季節へ~』と、そのヒロインの里村茜がモチーフ。
正直あんまりONEのことを知らないのであんまり深く語れない。Keyの前身の会社が作ったっていうのだけ覚えてます。
軽快なリズムだけど、どこか感傷的になれる、そんな曲です。Aメロのアルペジオが好き。ソロや間奏から岸田さんのディレイへのこだわりを感じる。

3.84

「はちじゅうよん」と読むらしいです。調べるまでずっと「ハチヨン」って呼んでた。
歌詞はアドベンチャーゲーム『CROSS†CHANNEL』と、その主人公の黒須太一がモチーフ。三連続で元ネタがエロゲなの、めちゃくちゃ良いな…

↑2000年代エロゲが好きな岸田さん

明るい曲調に反して、歌詞は「暗闇」「後悔」「誰もいない」などと暗く、聴いた後はどことなく切なさを感じさせます。元ネタの世界観をしっかりと表現している…
AメロBメロが落ち着いてるのに対して、サビで一気に勢いが出るのが特徴。思わず「ウワーーーーー!!!!!!」と駆け出したくなる。近所迷惑なのでやりませんが…
アウトロのギターでも「ウワーーーーー!!!!!!」と駆け出したくなりますが近所迷惑なのでやりません。
個人的に特にお気に入りの曲です。

4.秋空

元ネタは何となくありそうな気がしますが、特に公言されていません。どことなく別れの曲っぽいのですが、どうなんでしょう。
後に発表された「夏色ストレート!」とコード進行が同じ(多分)なので、たまにごっちゃになる。

Bメロの「思いも」のところでリズムに合わせて頭を振るはやぴ~さんの姿が浮かぶ。
間奏のギターのハモリが何となくアジカンっぽい。

5.星空ロジック

ライブ定番曲。彼らのライブは大体この曲で締めます。サビで合唱するのまたやりたいな…
テンポもいいし、何より明るいので乗りやすい。岸田さんがオススメするのもよく分かる。
1サビの「世界は 今はここにしかなくて」が、2サビで「世界を 今ここだけにするよ」になるのが好き。
昔大学の部室でこれのイントロを弾いてたら先輩に「ソメヤくんってもしかしてアベフトシ好き?」って言われました。岸田さんがミッシェル好きなので、多分そういうこと。

6.Telegnosis

「Telegnosis」は千里眼という意味です。
同人ノベルゲーム『酷罪を受けるべき者』のOP。(リンク先R-18注意)


グロリョナ系の同人ゲームのOPに相応しく(?)、全編通してシリアスで緊張感のある一曲。破滅一歩手前の曇り空の世界みたいな、そんな感じです。「命の終わりが こないように 足掻いているだけなの?」って歌詞すごい好き。真空管とか整流管とかのワードが出てくるのも何かこう、良いよね。
ソロのマシンガンカッティングがメチャクチャ好きで毎回狂いそうになる。

7.Hello.world

イントロのギターの空気感メチャクチャ良くない!?!?!?と思ったら、伝説のディレイエフェクター、「Deluxe Memory Man」通称クソデカ思い出野郎を使っているそうです。機材は正義…
メロディとサビの「静」と「動」の使い分けだったり、「Hello Hello Myself?」という歌詞だったり、ギターソロがボーカルのメロディをなぞったりするところが、どことなくNIRVANAのスメルズを連想させます。岸田さんは90年代オルタナ/グランジにも影響受けたそうなので、多分意識してるのかな~。

ギターとベースはメチャクチャ簡単なので、楽器を始めようとしている岸田教団信者はこの曲から入るのオススメです。ボーカルは難しそう。


…以上、星空ロジック編でした。

今回はここまでです。それでは。

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