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岸田教団&THE明星ロケッツについて語らせてくれ Electric blue編

前回の記事↓

今回は岸田教団のアルバム「Electric blue」について語ります。
他のシリーズについては下のマガジンを見てください。



『Electric blue』

頒布日 2008年5月25日

『ただそこに、ギターが鳴っていた。』

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「岸田教団&THE明星ロケッツ」としては2枚目のアルバム。

ファンとメンバー両方から評価が高く、ライブではこのアルバムの曲から最低一曲は必ずと言っていいほど演奏されます。アルバムのほとんどの曲が再収録orリアレンジされていることからも人気の高さが伺えます。

最近通販や物販に並ばなくなってきたので、公言はしていないですが恐らく絶版になっちゃったんだと思います。でも全部名曲なので見かけたらぜひ買ってほしい。



1.SPEED GRAPHER

原曲は「風神少女」。ギターソロ部分に若干後述の「フォールオブフォール」の成分が含まれています。こういう音遊び良いよね…。
ちなみに岸田教団は風神少女が原曲の楽曲が他にもう何曲かあって、どれも系統が違って面白いので気になる方は調べてみてください。

とにかくギターが良い。唸るようなイントロとアウトロ、繊細なアルペジオ、どれを取っても良いです。ライブだと尚良い。

これは余談ですが、歌詞を見ると「残像」「trick」「ディレイ」など時雨チックな単語が散見されます。これは当時岸田さんが『凛として時雨』にハマっていた影響で、これらの単語は彼らの楽曲「nakano kill you」から引用してきています。最近は他のアーティストからの影響をモロに出すことは減ってきてる印象なので、またこういうのやってほしい。もうやってたらゴメン。

後に出るベスト盤に改めてレコーディングされたものが収録されています。

2.フォールオブフォール

原曲は「フォールオブフォール ~ 秋めく滝」
原曲に忠実ながら良い感じに彼らの求めるロック調にアレンジされてます。岸田さん(左チャンネル)のチャキチャキギターとはやぴ~さん(右チャンネル)の太めのギターのバランスがホントに丁度よくて気持ちいい。

最近出た『MOD』というアルバムでリアレンジされて、テンポとパワーが爆上がりしててそっちもメチャクチャ良いです。ぜひ。

3.メイドと血の懐中時計

原曲は「メイドと血の懐中時計」
サビ前の全員がピタっと止まるところが咲夜さんの能力っぽくていい。(東方オタク)2コーラス目間奏とアウトロのわちゃわちゃ感も聴いてて楽しい。ライブで映える感じ。

後に出るベスト盤に改めてレコーディングされたものが収録されています。

4.緋色のDANCE

原曲は「亡き王女の為のセプテット」
「テッテレッテッテッテッテッテッ」みたいな特徴的なディレイフレーズから始まる。ちなみにこのイントロは『凛として時雨』の楽曲「DISCO FLIGHT」のオマージュらしいです。確かにドラムとかもちょっと似てるかも。


個人的に特にお気に入りの曲です。中二クサいカッコよさのある歌詞も好きだしディレイから始まるイントロも好きだしファズワウが裏で唸る狂った間奏も好き。でも一番好きなのは↓

ライブ定番曲で、一個前のメイドと血と合わせて演奏されることが多いです。仲良しか?

後に出るベスト盤に改めてレコーディングされたものが収録されています。

5.完全なる墨染の桜

原曲は「幽雅に咲かせ、墨染の桜 ~ Border of Life」
まさかのベースソロスタート。半端なくかっこいい。
原曲のゆったり威圧感のある雰囲気とは反して、イケイケで流れるような雰囲気があります。やっぱりギターの音が良いんだよな。

最近出た『MOD』というアルバムで「幽雅に咲かせ墨染の桜」という名前でリアレンジされています。ピアノの旋律を絡ませたメチョメチョにカッコいい曲に仕上がっているのでぜひ。

6.芥川龍之介の河童

原曲は「芥川龍之介の河童 ~ Candid Friend」
このアルバムの中で唯一再収録orリアレンジされていないにも関わらず、根強い人気を誇る曲です。
原曲に忠実。ゆったりと揺られるような3拍子の楽曲で、ノれる。良い。

イントロとソロ(?)のハモリギターが好きすぎて自分もアレやりたい!ってなってるんだけど一緒にやってくれる人がいない。悲しい。
2コーラス目間奏のジュワジュワ鳴ってるギターってあれどうやって音出してるんですかね?ワウだけじゃあんなにならないし。誰か知ってる方いたら教えてください。

7.妖々跋扈

原曲は「妖々跋扈 ~ Who done it!」

原曲に忠実。妖々跋扈のアレンジ曲あんまり他に知らないんですけどオススメあったらぜひ教えてください。

歌詞とボーカルがめちゃくちゃカッコいい。大声で叫びたい日本語がたくさん詰まってる
ソロ前の怪しいギターからの「キュイーン!!」ってチョーキング。からの爆発的なソロ。最高。

最近出た『MOD』というアルバムでリアレンジされて、テンポとパワーがエグイくらい爆上がりしてます。そちらもぜひ。

8.彼岸帰航

原曲は「彼岸帰航 ~ Riverside View」
6拍子のミディアムバラードで、ハイテンポ至上主義の岸田さんにしては珍しくだいぶゆっくり目の曲。でもギターの音はデカい。

アルペジオ主体の曲で、サビとソロ以外はほぼアルペジオが使われています。ゆっくりめかつ簡単なアルペジオばかりなので、意外とギターの練習に良いかもしれない。

後に出るベスト盤に改めてレコーディングされたものが収録されています。



キャッチコピーの通り「ギター」を前面に押し出した感じのアルバムで、後の岸田教団の音楽性を決定づけたアルバムだと思いました。エグい音出てるギターが好きな人は全員岸田教団を聴いてくれ。

今回はここまでです、ありがとうございました。
それでは。

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