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晴れた6月の18時半頃

晴れた6月の住宅街の18時半頃がめちゃくちゃ好き!

19歳から4年間暮らした稲毛海岸のマンションのベランダ。
目の前には公園があった。
そこで潮の匂いを感じながら過ごす6月の夕方より優しいひとり時間をわたしは知らん。

大学の友達はみんな半径1km圏内にいて
毎日夜中まで誰かんちにいて
ジャスコに行ったね
アーサー(カラオケ)に行ったね
アーサーの下にある本屋に行ったね
本屋の下にあるTSUTAYAへ行ったね
DVD延滞しまくったね
ガストでサイゼでロイホでマックで
みんなで勉強した
王将のカウンターでひとりでご飯食べてたら
誰かに絶対見つかったよ
気になってる子の家に夜な夜な行ったね
誰のチャリが誰のマンションに停めてあるなんてこと、一瞬でバレて噂になってた
ベースのうまい軽音部の先輩が同じ階に住んでたな
その先輩によくピンポンダッシュされて
節分の日には玄関前に豆を散らしあった
稲毛海岸の駅のトイレに携帯を落として
腕を突っ込んだけど携帯がハマっちゃって
トイレを使用中止にしたとき
先輩に夜中に携帯を借りに行ったな

そんなバカみたいなしょうもない生活が当時は楽しかったこと
今のわたしには全然わからないから
余計いい思い出に感じる

この思い出の中の友人の殆どと
卒業以来会ってない

それでいい
幻な感じでいい

今大学生をやれといわれてもわたしは
都内のトゥインクル女子大生より
稲毛海岸のチャリ学生をやる!

チャリで15分のところに海浜公園があったのに
今のわたしなら隙あらばそこで休憩したのに
あの頃のわたしには重要じゃなかったんだろうな…

今でも夏に一回はいく稲毛海岸。
これからも毎年行くよ。
素晴らしい場所。

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