なにもうまくいかない時、そんな時に意識するべきことは、「自分の長所に意識を向ける」ということ。

ひとつの物事に意識を集中すれば、それは拡大するもの。
例えば、人の長所を褒めれば自分の長所に磨きがかかるものだし、粗探しをすれば、いくらでも見つかる。
つまり、ギブアンドテイクというやつだ。

今自分は、何をすればいいんだろう、何を頑張ればいいんだろう、そんなことを考えているのであれば、ぜひ自分の長所を見つけ、それに意識を向けてほしい。
そうすれば、長所はさらに磨きがかかり、恵まれている部分はさらに大きくなる。

では、意識を向けるとは、具体的に何をすればいいだろうか？

自分の今いる環境や行動が、自分の長所を伸ばせる環境であるか、伸ばすために行動できているか。
これだけを考えれば、十分意識が向いているのではないかと思う。

僕の実際の出来事を例にすると、働いている塾の塾長はお酒が大好きでよく飲みに外に出ている。
反対に、僕はお酒が大の苦手でできればこの世から無くなればいいのにと思っているぐらいだ。

お酒を飲んで内容の深い話をする人がよくいる気がする。
逆にお酒が入れば話どころか頭痛がひどくて、話す気力すらも奪われるタイプの人もいる。
因みに僕は後者だ。
そんな僕が、居酒屋やバーに行って塾長と話すことは、自分の長所を活かせる環境であるだろうか。
そんなことを思ったことは一度もない。
塾長は、飲んで話したことは大体次の日には、忘れているとよく言っている。
本当かどうかは分からないが、これを聞くたびにあの時間は何だったのかと不思議な気持ちで心と頭が埋め尽くされる。
内容によっては、塾長の顔面を凹ませてやろうかと思ったこともある。
自分の話は通じないし、通じたとしても次の日には何も覚えていない。
人生ゲームのスタートに戻ると全く同じ現象だ。

つまり、自分の長所活かせない環境を選ぶと、何も得をしないということ。
自分が成長できる最高の環境はどこなのか、探し出すことで自分の成長は何倍にもなるのではないかというのが僕の考えだ。

長所だけに意識を向けることが、成長への第一歩。