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【タブ譜付動画】歌ものハードロックバッキングのアイディア~Eメジャー循環進行~ヴァンヘイレンスタイル

ディストーションサウンドとコード和音というのは基本的に相性が悪く、そのまま弾けば音が濁りがちになる故、コード進行が複雑になってくると1度と5度だけのシンプルなパワーコードの工夫のないバッキングになってしまいがちだが、それを回避するためのアイディア。

コード進行はEキーの所謂1645循環コード(E-C♯m7-A-B7)が基本。AとB7の間に経過コード的にA♯のディミニッシュが入ってくるが、この手の若干複雑なコードの部分でどういうアプローチをとるか?はギタリスト、特にリードプレイヤーとしてセンスが問われる部分である。

ドミナントB7部分ではsus4の音を追加している。ここでは1弦の開放E音がBのsus4の音である事を利用して7フレット付近のBのコードシェイプをカスタムして開放弦の響きを取り入れている事に注目。

ギターを「らしく」響かせ、人目を引くキャッチーなギターを弾くためにはいくつかツボがあり、その一つが「開放弦の使用」であるという事を頭の片隅に入れておくとアレンジの際に役に立つ事だろう。

又あくまでハードロックというジャンルから逸脱しないためには「わかりやすい響き」をキープする必要があり、他の基本的なコードの部分もサス4やナインス等比較的クセのない音を駆使した上でバッキングだけでも音楽として曲が成り立つギターワークをすることも重要だ。

譜面のダウンロードは以下にて。

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