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いつからでも遅くない!病院勤務の管理栄養士がノマドワーカーに挑戦!

私は現在、"旅で世界を、もっと素敵に”をビジョンに掲げる株式会社TABIPPOが運営するトラベルクリエイターコース「POOLO JOB」に参加しています。

今回はそこで出会った管理栄養士のReoさんに、「なぜPOOLO JOBに参加したのか?」と「ノマドワーカーを実現した先に目指したい世界」についてインタビューをしました。

Reoさん
・世界の絶景とお酒が大好きな管理栄養士
・採血結果と睨めっこしながら患者の健康状態の改善にアプローチすることが好き
・病院勤めからノマドワーカーへなるために奮闘中


管理栄養士として働くReoさん

ーーなぜ、管理栄養士になろうと思ったのですか?
​​母親が看護師で親戚も医療従事者が多かったので、小さい頃から「医療」が身近でした。ある日、母親から「食物アレルギーで望んだように食べれない子供たちがいる」という話をきいて、自分は食べることに困ったことがなかったので衝撃でした。手助けができるような知識やスキルがあったらいいなと思ったのを覚えています。安定して手に職を持ちたいという気持ちもあり、管理栄養士を目指しました。

ーー管理栄養士として実際にどんなお仕事をされていますか?
いろんな管理栄養士の働き方があるんですが、私は病院の管理管理栄養士として働いています。よく誤解されますが、私は病院では料理を一切作ってません。私がしていることは、栄養指導や食事・栄養に関する情報提供、入院患者の栄養マネジメントをしています。栄養マネジメントとしては具体的に、患者さんそれぞれに合わせた必要栄養量を採血結果や治療経過に沿って考えていきます。医師や看護師、薬剤師など他職種とも連携しながら患者の健康状態を改善していきます。

病院では食事指導や栄養マネジメントを行っています

ー病院の管理栄養士で楽しいと感じるのはどんなときですか?
患者さんの採血結果の数値が改善したときです。自分が栄養面からサポートして、実際にデータとして変化を見れることが楽しいです。あと、人と関わることが好きなので、患者さんがより良くなってくところに携わることですね。過去には100kgあった患者さんを3年かけてサポートし、60kgまで落としたことがあります。入院患者が自分の栄養面からの介入により変化していく場面に携われたことにも、やりがいを感じました。


今の生活を見直したきっかけ

ーー国家資格である管理栄養士は安定していてやりがいも感じるとのことですが、今の生活を見直そうと思ったのはどんなタイミングですか?
緩和病棟で勤務していたときに出会った患者さんの「人生ですごく後悔していることがある。それはやりたいことをやりに行かなかったことだ」という言葉が忘れられなくて。それもひとりじゃなくて、たくさんの方から同じような言葉を聞きました。そのときに私も後悔していることや仕事をきっかけに断念していることについて考えてみたら、「旅」だったんです。20代若いよねって思ってたんですけど、26歳で癌になってる人とかを病院で見て、「若いなんて言ってられない!」、「自分も明日死ぬかもしれない!」と思い、病院を辞めてマルタへ旅に出ました。

ーー仕事を一度辞めたことをきっかけに新しいお仕事を始めたのですか?
実は帰国してから管理栄養士としてまた新しい病院に勤めたんですよ。でも、マルタで感じたワクワクに比べ、病院生活は全然ワクワクしなくて。そこから「旅をしながら生活をする」方法はないのかと調べました。その時に初めて”ノマドワーカー”という言葉にたどりつきましたね。

仕事を辞めてマルタに行ったとき

ーーどんなところにワクワクしたのですか?
まず、ストレスがありませんでした。周りの人間環境や時間に追われるストレスがなかったんですね。仕事を辞めてからいったので、自分で自分の時間を決めることができるところがよかったですね。あとは、見る景色が全て新しいこと!世界中で食べ物も違うし、自然環境も違うし、価値観が違う人たちもたくさんいる。それが本当にすべてワクワクして、もっと自分の知らない世界を知りたいんです。

新しい働き方への挑戦

ーーノマドワーカーを目指したきっかけはなんですか?
移住先を探したいんですよ。自分の知らない世界をたくさん知って、好きな条件がすべてマッチする場所を探したいです。今回、歩けばすぐにビーチがあるマルタで生活してみて初めて「あっ、私って海が好きなんだ。」と気がつきました。いろんな場所に行き、いろんな人に会うことで、自分の知らなかった自分に出会えることが楽しくて、より自分が心地よく生活ができる環境を探したいんですよね。

海辺が近いマルタ

ーーノマドワーカーになるための一歩として、何を始めましたか?
どうやったらノマドワーカーになれるんだろうと思い調べたときに、いろんな副業があることがわかりました。それでセドリをやってみたり、プログラミングをやってみたりといろいろ挑戦しました。しかし、どれもうまくいきませんでした。

ーーそんななかで、なぜPOOLO JOBに入ってトラベルライターを目指そうと思ったのですか?
コミュニティがあると一緒に頑張る仲間に出会うことができると思ったんですよ。ちょうど、新しく違うことを始めてみようと思っていた頃にInstagramでPOOLO JOBの広告が流れてきました。今まで失敗していた副業の原因を分析した結果、「人との繋がりがない」ことに気がつきました。さらに「旅を仕事に」というワードに惹かれて、参加することを決意しました。

ーー旅は趣味や娯楽と考える方も多いかと思いますが、「旅を仕事に」しようと思ったきっかけや参考になる方はいましたか?
プログラミングをやろうとしてる時に、「IT関係者のコミュニティがあるから来てみない?」と誘われて行ったんですよ。そこで出会った人が自分でホームページを作成し、そこに旅行先の情報を掲載していました。そうすることで、興味のある方に共有できたり、誰かに届いて反応を得ることができたりして、これはただ旅をしているだけでは得ることができない出来事だなと感じました。そこから、自分も旅の情報を発信することで、誰かにおすすめできたり、旅行雑誌の方が求める写真が撮れたりすれば、それが仕事に繋がったりするんじゃないかなと思ったのが初めですね。

管理栄養士であることに後悔はしない

医療資格はいつまでも活かせる!

ーー今後、ノマドワーカーとしてご活躍される際に医療資格をまた活かしたいという思いはありますか?
はい、あります。まず、管理栄養士の資格をとったことを後悔する人を減らしたい。管理栄養士の資格を活かしながらもいろんな働き方の選択肢があることを発信して、自分と同じように困った方のサポートができる場、コミュニティを運営したい。また、海外にいる日本の方の栄養指導や食事の言語的なサポートをして行きたい。海外で過ごす日本の方が病気にかかったり、妊娠したりなどライフイベントにぶつかったとき、食文化も違うし言語も違うから困ることは多いと思うんですよね。そんなときどこに相談すればいいかわからないと思うので、そんなときにサポートできるようになりたいです。

ーー同じ医療従事者で新しい働き方に挑戦したいと思う方へ、伝えたいメッセージはありますか?
まずは、自分が目指す目標をまず書くのがいいかなと思います。 自分が何を求めているのか、明確化して、そのために何が不足しているのかを書き出していくといいと思います。 次に、その状態を満たすためには、何が今足りていないのかを書いていきます。例えば、自分の場合は、「海外で生活がしたい。けど、ノマドやフリーランスとして働くことができる技術がない。」というように、これを書き出していけば、次にどんな行動をとったらいいのかが自然とわかるようになると思います。

ーー目的を明確にした後で、行動に移すときのコツはありますか?
そうですね、同じことを目指したい人たちやすでに実行されてる方がいるコミュニティに入ることがいいと思います。私はいくつか副業に挑戦しましたが、1人では結局どうしていいかわからなくて、うまくいきませんでした。今は「一緒にやっていきたい、頑張りたい」と思う人たちに出会えて共感できたり、助け合ったりできていいスパイラルが回っています。

最後に

今回はノマドワーカーになるべく奮闘中のReoにお話しを伺いました。ご自身の経験談から生まれた今の想いをたくさん話してくださり、その経験を活かして「誰かのサポートをしたい!」と、自分の志を強く持ちつつ、心の優しいあつい方でした。私も医療現場で働いているときは、周りに病院で働く医療従事者しかおらず、新しい挑戦をするときに何からしていいのかわかりませんでした。まずは今後のReoのご活躍、そしてReoさんの姿をみて次に行動する方が出てくる、そんな世界が楽しみです。

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