見出し画像

【振り返れば奴がいたけど、今はもういない⁉️】

2023年が始まった。私は近々、ヤギ坂46になる。

2022年、その46年近い人生で始めて、大河ドラマを完走した。『鎌倉殿の13人』が凄かった。

脚本家 三谷幸喜との出会いは、45歳以上の皆さんの殆どは多分『振り返れば奴がいる』だろう。

今から30年前の傑作ドラマだ。30年前⁉️

主演は織田裕二。

青島くんの前の、カンチの後の織田裕二だ。

後に『古畑任三郎』で今泉くんとして有名になる、西村まさ彦(当時、西村雅彦)が平賀という役で、気持ち悪く(とても褒めてる)振り回されていた。

最終回のラストシーンは、当時、言葉を失う程、衝撃的だった。『鎌倉殿の13人』でバッタバッタと、善児の手にかかって皆が殺されてく場面と重なる。

ちなみに、その2年後に放送された『王様のレストラン』。こちらは群像コメディの傑作中の傑作だけど、実は鎌倉殿と接点が強い。登場人物たちの名前が、重なる。政子やしずかといった形で、当時の歴史上の人物から名前が採られている。弁慶と牛若丸(義経)の話が大きな背景となっている。

鎌倉殿の善児役の梶原善は、稲毛というパティシエで登場する。梶原という役名の給仕長は、後に青島くんの上司である袴田課長を演じた小野武彦。全く関係ないけど、映画『踊る大捜査線』が公開された時、私は入院していたんだけど、担当の看護婦さんが小野さんといって、こっそり袴田課長の配偶者であるコトを教えてくれた。「それはまた別の話」

さて、振り返りたいのは、2021年の前半。

当時のnote投稿を読み返して、何とも言えない気分になった。

もう、あれから、2年。

大きく時代も変わった。と、ともに、私も変わった。随分と。

2020年12月29日に、某上場企業を入社6ヶ月を待たずに電撃退社してから、グルグルと迷走してきた。それまでも振り返れば、一本道ではなかったけど、この2年はより一層、拍車がかかっていたように感じるし、それでいて過去を整理するだけの時間と落ち着きがあった。

キャリアコンサルタントの養成講座と、並行して、コーチングの講座に通ったコトも大きかった。でも、コーチングの方は少額訴訟裁判になったし、CFOになる前提で関与していたIPO準備会社とも労働審判手続となった。

法学部出身の私は、それなりに法的な知見もあって、弁護士を使わずに、その2つの裁判の臨んだ。これも過去と自分を振り返るイイ機会となった。怒らせた裁判官に、君は素人じゃない、と言われた経験は、一生の宝物だ。

もう誰も怒らせたくなんか、ない。

私も怒りたくないし、そんな状態になりたくない。

感情的になるのは悪いコトではない。それだけ真剣な証拠だ。感情なんて、裁判では全く通じないけど。

けど、じゃなくて、だから、かな。

結局、感情的になって、それを誰かに向けるコトは無駄が多すぎる。無駄も悪くない。でも、もう私は、その無駄からは離れた。

『踊る大捜査線』映画シリーズの最後の2作から登場した小栗旬が主演した鎌倉殿で、北条義時というダークヒーローになっていく過程で、無駄な感情をひた隠し、無駄な自分も押し殺し、未来を子どもに託したように。

もう変わったのだ。変わるのだ。

振り返れば憤怒してる奴はまだいるけど、2023年に、もう、いない。

そうだな。後ろから、善児役の梶原善にも、平賀役の西村雅彦にも、刺されたくないから。

この記事が参加している募集

おすすめ名作ドラマ

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?