見出し画像

太陽光発電を考えて考えて、フェアトレードのソーラーランタンを購入した話

地球にやさしいせいかつ目指して、自分のペースで移行する日々。

今日は「ソーラーパネル」について。

ハチドリ電力に切り替えたりと電気の使い方を見直している最近、一番自分が電力を使っているなと思っているのが、充電系だなと思ったので目に留めました。あ、ハチドリ電力への切り替え体験談はこちらにて。

自分がいま使っている、何かの記念品でいただいた充電器。だいぶ使い古していてそろそろ使えなくなりそうなので探し始めました。しかし、アメリカなどでは植物由来の充電器たるものが開発されているのになかなか日本国内では見当たらない…そこで、これを機にソーラー充電器に変えよう!と色々調べた…のですが、自分のリサーチ力では環境に本当に優しい家庭・個人用ソーラー充電器が日本にはない!という判断になりました笑 でも、調べたのでまとめようと思います。


ソーラー充電器という選択自体は良い

こちらの記事で、スマホの消費電力量が紹介されているのですが

例えばiPhone12を毎日2時間充電し、1年間使用すると、電気代が約146円、CO2排出量が約3.55kgなのだそう。1人あたりで見れば年間146円?と思うかもですが、CO2排出量がちりつもでみんな充電していると思うと、グリーンエネルギーに私からでも変えてみなきゃ…と思うのでした。

また、こちらの記事の中ではキャンプやアウトドア用、そして災害用といった観点からソーラー充電器があったら便利と紹介されていました。確かに。


ちなみにソーラーパネル=家の屋根に取り付けるというイメージがメインだったのですが、この人みたいに車に取り付けるとかいう選択肢も全然あるみたいでした。

この人本当に笑顔が良い。車中泊でノマドワークをしたいことがきっかけでDIYしてみたそうです。


ただしソーラーパネルが100%良い選択肢とは言い切れない

では、ソーラーパネルを実際に選んでみよう。となった時。色々とデメリットというか課題もどんどん見つかってきました…①作られるとき②使うとき③捨てるときの3ステップでそれぞれ課題がありそうなのでまとめます…

①作られるときの問題:

古い記事なのですが、そもそもソーラーパネルが製造される工程で、CO2の排出量や使用する化学物質に毒性がないか、水を沢山使用していないか、リサイクル率、環境に本当に配慮した素材を使っているか、といった指摘が。

パネルの製造には水酸化ナトリウムやフッ化水素酸といった腐食剤の使用が欠かせない。また製造過程で水や電力が消費されるため、温室効果ガスの排出は避けられず、廃棄物も出るのが実状だ。

家の屋根に設置される用の大きいソーラーパネルでこうした課題が出ていて、私たちが持ち運びする小さい物はもっと手間がかかるだろうからどうなっているんだろう?!と疑問に思ってしまうのでした。

②使うときの問題:

使うとき、というより、これは家に設置するソーラーパネルの設置場所についてになります。たまたま環境問題に強く意識がある方と一緒にドライブをしたときに、ソーラーパネルがたくさん並んでいるところを見つけて、私が驚いた声を上げたら、「でも、これらのパネルを設置するためにここは木を伐採して土地を広げたんでしょ?」と突っ込んだのがきっかけです。

木を切り倒し土地を広げ、ソーラーパネルをせっちする上記の記事の中で住民の方が不安の声を上げていますが「山の保水力が失われて土砂災害を誘発する」リスクがあるのではないかと言われているそうです。

自分が購入するスマホ用のソーラーパネルの充電器を扱っているメーカーさんが、こうして土地伐採をしてソーラーパネルを設置することをしているメーカーさんだったら、その企業の事を応援してしまうことになるよなあ…と踏みとどまってしまいました。

③捨てるときの問題:

そして捨てるとき。廃棄についてはこんな問題も経産省の資源エネルギー庁から。

「太陽光パネルには、パネルの種類によって、鉛、セレン、カドミウムなどの有害物質が含まれており、それぞれ適切な処分方法があります。」ということで、適切な処分方法を私たちは知らないといけないし、メーカー側もリユースorリサイクルを考えていかないといけない。可能な限りゼロウェイストに近づけていきたい自分にとっては、リユース/リサイクルが視野に入っている製品を今後選んでいきたいと思いつつ、パッと調べたところ見つからず…なんかまあうーん…なので本当にす…

ちなみに、今使っている携帯の充電ケーブルや、その前に使っていた充電器などは、リチウムイオン電池を使っていたりする関係からしっかりと分別しなきゃ、と廃棄方法を調べたりしてました。以下noteにまとめてます。


企業の判断材料はこれっぽい

上に記載した記事にもよるとシリコンバレー有害物質連合(SVTC)の2018-2019年度ソーラースコアカードがメーカーさん選びの際の参考になりそうということがわかりました。

2018-2019年度に1位に選ばれた中国の企業は日本にも展開しているよう。

しかしジンコソーラーは調べてみると家庭用は屋根とかに取り付ける大きなもので、モバイルバッテリー系はない。いや、まだないのか。


結果:個人用・家庭用がみつからない

会社まで調べようとするともう果てしなく、さすがにギブアップです。

そして、太陽光発電に切り替えようと声をかけてくださった環境活動家の方に連絡。彼もAmazonで2回ほど失敗している経験があると話してくださって安心しました。

クラファンなどでもいろいろな個人用のソーラーパネルが出てくるのですが製造過程で配慮しているかが調べてもわからなかったり、なら持ちがよいものを選ぶかと言ってもそれは違う気がするし、廃棄の方法わからないし…迷子に。

最初の一歩をここから

たまたま調べていて、こんなものを見つけました。フェアトレードのソーラーランタンで、売上の一部が南アフリカにも寄付されるものです。

公式サイトは以下。小型ソーラーパネルのデビューとしてはフェアトレードでもあるし良いのかなと思います。

こんなランプがあるのかーと思っていたら、これまたたまたま、大阪に行った時に、実物に出会います。フェアトレードの商品を取り扱うシサム工房さんです。

画像2

そして、店員さんに教えてもらいました。

画像1

なんと、蓋の裏面にUSB等と接続できるところがあり充電ができるという。

鹿児島までの送料とかも考え、その場で購入を決意。大小サイズがあるのですが、小を選びます。

画像3

早速自宅で試します。

画像4

数時間太陽にあてていただけで光りました。すごい。

画像5

そして蓋の裏を見るとオレンジのところが…

画像6

type-cの充電口!早速充電器を充電してみます。

画像7

できた!!!!


ということで、そもそもソーラー充電器を試してみたかったこともあり、デビューをこれにしてみることに。今この時に自分にできることとして、このソーラーランタンであれば、製造過程が可能な限り配慮されていること(フェアトレード)、機能面では充電はできるのはもちろん、もともと瓶(充電に使える部分は蓋)なので他にも使い道があり、万が一充電部分を使わなくなっても瓶として我が家で使い続けることができ、廃棄のサイクル(頻度)も抑えることができます。もともとは持ち運びができるソーラー充電器がほしかったのですが、今未だ生き残っている充電器をこのランタン経由で充電し持ち運んで何とかなっているのでこれでいこう、と。これが今の自分にとってのベターな選択かな、と思ってみたいです。

今使っている充電器が本当に使えなくなった時、よりよい小型のソーラー充電器が開発されていたらいいなあ…諦めずに探してみようと思います。そこまで必死になりすぎずに…疲れちゃうので←。



これからも少しずつ、一歩ずつ進んでいきます。





こんな私ですが、ぜひサポートお願いします。 いただいたサポートは、自分に沢山の学びと気付きの機会を与えてくれた人や団体、そして社会に還元していきたいです。