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マンガと疎遠になっていた私が、久々にハマったマンガが『ハイキュー!!』だった


私はいつからマンガを読まなくなったのだろう。ぼんやりとしか覚えていないが、最後にマンガにハマったのは小学6年〜中学1年あたりだろうか。

それくらいマンガとは疎遠してしまった。

昔はマンガが好きだった。そしてマンガ家を目指していた。あれこれマンガ用具を揃えてたくさん絵を書いていたが、中学に上がった途端に部活に熱中してしまい、マンガを読む時間と書く時間を捨ててしまった。

そんな私が、本当に久しぶりにハマったマンガがある。


ハイキュー!!だ。




もしも現役部活時代に出会っていたら

ハイキュー!!の連載が始まったのは2012年。私が中学2年の頃、まさしく部活に熱中していた頃だ。

存在だけは知っていた。周りにもハイキュー!!を読んでいる人もいて、面白いという声も上がっていた。

しかし当時の私は、ハイキュー!!どころか少年マンガすらもあまり読んでいなかったのでスルーしていた。


そんな中、7月中旬のある日。ふとしたきっかけでハイキュー!!をゴリ押しされた。

「部活やっていたきゆかなら、絶対響くと思う!」

中学・高校と卓球部に所属していた私は沸沸と興味が湧いてきて、一巻から読むことになったのだが・・・。


めちゃくちゃハマった。


疲れた仕事終わりの深夜に5冊連続で読んでしまう日もあった。それくらいどっぷりとハマった。

内容が面白いのはもちろん、アクションやグロい系のストーリーが読めない私にとって、ハイキュー!!のような、現実的で、まっすぐな青春ストーリーを好んで読む。

確かに今までを振り返ってみれば、私がハマったマンガはよく「スポーツ」が絡んでいた。好きなタイプのマンガだったからこそハマったのも大きいかもしれない。


しかし、私は読んでいくうちに違う感情も湧いたきた。

現役部活時代の、2012年からハイキュー!!に出会っていたら?

ハイキュー!!では、部活時代を支えてくれるたくさんの名シーンと名言を残している。

もしも2012年からハイキュー!!に出会っていたら、部活で体験したさまざまな悔しい出来事も、ハイキュー!!に支えられていたかもしれないと、密かに感じてしまった。

ああ、私はなんてもったいないことをしたんだろう。

別にあの頃、誰かに勧められたワケではなかった。存在を知っていただけだ。バレーが好きな人にしか響かないマンガなんだろうと思い込んでいた。



「たくさんの人」に響くマンガだとは思っていなかった


スポーツ漫画を読んでいて共感することなんてほぼ無かった。

本気になって目の前のことに取り組んで、出来ないもどかしさや負けた悔しさをバネに仲間とともに成長していく姿は、わたしには眩しすぎた。スポーツ漫画はわたしにとってある種ファンタジーだったんだ。

だけど、バレーボール漫画『ハイキュー!!』では「悔しさを感じられなくて悔しい」の気持ちが描かれていた。それは、わたしがスポーツに対してずっと抱いている気持ちそのものだった。

ハイキュー!!が大好きだという大麦こむぎさんが今日、8月19日に公開したnoteにこう綴られていた。

こむぎさんのコンテンツ愛noteはいつも楽しく読ませていただいているが、今日のnoteはとくにジーンと響いた。

スポーツに興味を持てなかった人にも、共感できるマンガだからだ。

なぜスポーツマンガなのに、スポーツに興味を持てなかった人でも興味が持てるのか。それは、様々な登場人物に焦点を当てているからだ。


運動音痴のわたしが思わず共感するくらい『ハイキュー!!』は登場人物の心理描写が丁寧だ。


ハイキュー!!は本当に、登場人物全員が主人公と感じてしまうくらい、それぞれの道筋が平等に描かれている。

だからこそ、多くの人が、いろんな場面で共感できるのだろう。



「今」だからこそ、響くこともあった

さかのぼること、高校時代。

部活が終わって家に帰宅する時間は20時。22時前には仮眠を取って深夜に起きて課題をする。そこから数時間眠って朝6時の電車に乗って7時半から開く実習室にて、また課題をする。

学年が上がるにつれて自分の時間が無くなった高校時代。高校時代こそ、なんのマンガを読んでいたか全く覚えていない。マンガを読むという時間すら、頭になかったかもしれない。

部活をやっていたあの頃に出会えたら、一番良かったかもしれない。けれど、今だからこそ響くことがたくさん詰まっていたハイキュー!!。

ハイキュー!!を読んでいない、全ての人に伝えたい。

どんな人にも、どんな時代でも、響くストーリーなんだと。


***


ハイキュー!!noteをまとめてみました

上記に掲載したこむぎさんのnoteはもちろん、note仲間のみなさまが、本日8月19日、ハイキュー!!の日に投稿されたnoteを勝手にまとめました。笑

私よりうんとハイキュー!!ファン歴が長いみなさんのnoteは、とても読み応えがあります。ぜひとも読んでみてください!



『木兎光太郎の強さ、仲間を魅了する熱狂|武田ヒカ』


同い年の仲良しnoterのヒカ君は、木兎さんが大好きだそうです。ワカル〜!めっちゃワカル!!!

この忌憚なく自分の感情を全力で表現することが、良い仲間と巡り合うために必要なのではないかと思うのです。

木兎さんの特徴を細かく書いててステキです。さらに木兎さん好きになりました。



『「ちゃんと」の北信介と、ちゃんとできない私|熊田はむ』

武田ヒカ君同様、同い年の仲良しnoterのはむちゃん。はむちゃんは北さんが大好きなんだそう。

私は北さんにあまり注目していなかったのですが、はむちゃんの北さん愛がめっちゃ伝わってきて、稲荷崎戦を読み返さねばと背筋がのびました。

私は、少し北さんに近づけただろうか。いつか、あなたと目を合わせても、逸らさないでいられるような人間になれるだろうか、なんて。

マンガの登場人物を真似て、自分を正すって、とっても素晴らしいことですよね!北さんへ愛を伝えるだけではなく、大好きだからこそ近づけるように努力するはむちゃんの姿は最高です。



『たかが部活、されど|船石 和花』

和花さんは月島推しだそうです。(ここに来てやっと烏野高校メンバーが現れる!笑)

190cmという恵まれた体格でありながら、部活動に対しては冷めた性格。人をおちょくるような、見下すような言動は、一言で表すと「嫌な奴」です。でも、時々見せるんです。熱い一面を。そのギャップにやられました。

嗚呼。白鳥沢戦を思い出します。その前の合宿も。



『王様の孤独を救った太陽|南葦 ミト』

ミトさんは影山推し!!勉強できないギャップには私もやられました。笑

そしてタイトルが素敵ではありませんか。

個人的な見所は、1話で日向に向かって「3年間何やってた」と怒ったことで日向の目が覚めることと、名言「オレにトス持ってこい」をはじめ、日向達の言葉に影山が救われていくことの対比。

そうなんです。たくさんの場面で、影山は日向に救われるんですよね。



ちなみに私の推しは・・・いろんな人が好きなのですが、タイプなのは澤村先輩です。というか3年生みんな好き。3年生という言葉がまず好き。2年生だとノヤさん大好き。縁下さんも好き。1年生だと山口が好き。谷地さんも好き。

伊達工だと青根さん。青城だと岩泉さん。白鳥沢だと五色。梟谷だと木兎さん。ってみなさん高校ごとに推しがいますよね?ね?!



『マンガと現実が交差するシン・3次元を見た(ハイキュー!! × Vリーグ)|kuu🍒』

2020年8月16日に、カメイアリーナ仙台で「ハイキュー!!」とVリーグがコラボレーションしたスペシャルマッチ(無観客試合)を開催しました。

押しキャラnoteとは別に、イベントレポートをkuuさんがアツく語られています!

もちろん私も見ました。ハイキュー!!ファンにとってはとても嬉しいイベントでしたね。


***


8月19日。

ハイキュー!!の日に、たくさんのステキなハイキュー!!愛が語られたnoteに出会えて、そしてハイキュー!!に出会えて、私はとっても嬉しいです。



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