小旅行

いろんな巡り合わせで、運良くビジネスクラスに乗ってホワイトホースにきた(カナダの方の方、ユーコン準州で、いわばアラスカの隣)


本を読むぞ!手紙を書くぞ!と思って、一人でじっとしていると、考えたくもないようなことも考えなければならなくなってくる。何もないから、当たり前か。その何もなさを求めて、ここへ来てみたんだ。


そろそろ、カナダの生活も終わる。

お世話になった人に手紙を書こうと思って、一人一人に心を込める気持ちで書いていたら、結構、体力を使うものだと気づいた。


一番最初に書いたのは、お弁当屋さんの人たち。とても愛に溢れた職場で、大好きだった。お客さんからも愛されていた場所だった。そういう場所が作れるのは、あの2人が創っている場所だからだと思うんです。お世話になりました。


次はスターバックスの人たちに手紙を書こうとして、やめた。なんか、英語を使う気分になれなかった。


最近、またよく本が読めている。日本語の活字に触れると、やっぱりスルスルと入ってきやすくて、これじゃ英語が遠のいちゃうな(笑)と思う。


感覚の違い、これは言葉に興すとよくわかるのだけど、日本語と海外の言葉では、やっぱり感覚が違ってくる。よく、日本語をそのまま英語にしないことと言われているけど、本当にそれはその通りだと思う。言いたいことは、すごくシンプル。言葉に深みが出るのは、その人の経験がずっしりと乗ってくるからなんだろうなぁ。同じ言葉でも、いう人によって、聴く側にとっては全く違った意味になる。


少しずつ、ね。

呼吸をして

たまには止まって考えて

また歩く。

大丈夫だよ、できるできる。


できるよ、って言われた時

嬉し涙が出た。あれは、悲しさからじゃない。


腹を決めて、力をぐっと入れて、わたしの気持ちを伝えるだけ

期待はしない、

自分を信じて、

やれるところまで、


外が怖くて出たくなかったツボの中から、ようやく、外の声が聞こえました。それは、自分を信じるということなんだね。

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