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常磐線全線再開の日に感じた東北との距離感

従来、ダイヤ改正を気にしていたのは沿線住民や鉄道ファンくらいだった。今回のダイヤ改正、これほどまでに多くの人が待ち焦がれた改正は無かったかもしれない。(または、新幹線開業くらいか)今回の改正は「高輪ゲートウェイ」の駅のフォントで盛り上がってるどころの話ではないのだ。

学生時代に柏駅でスーパーひたち「仙台行き」を見掛けた時、仙台をとても遠くに感じた。そして、3.11で仙台のみならず東北を訪れることはもう叶わないのかも。そのくらい遠い存在となってしまったと心のどこかで思っていた。
 
2014年に当時在籍していた会社のCSR部長にお誘いを頂き、企業プロボノメンバーとして岩手県釜石市の「つながり人口」の一人に。ここが自分にとっての東北原点。

その時からの縁であるJEBDA(一般社団法人新興事業創出機構)の理事から東北プロボノプロジェクトにお声掛けをいただいて、仙台市の社会起業家である小島さんが代表を務めるミライデザインワークスに伴走させてもらったのが半年前。少し前まで遠いと思っていた東北。そして仙台。この半年で2回の訪問を重ねた。3.11から9年が経ったいま震災前よりもグッと近くなった気がする。

でもそれは、自分だけではなく今日のダイヤ改正のニュースを聞いて心を打たれた全ての人がそう感じていることかもしれない。コロナウイルスの影響で各地でのセレモニーが中止になったことはとても残念だが、下のリンク先にあるような駅員さんや乗務員さんの温かいアナウンスは、その場にいた人やSNSを通じて、多くの人の心に嬉しい気持ちを届けたと思うし東北を身近に感じさせたことだろう。

常磐線全線運転再開!JR柏駅で仙台行き「ひたち3号」を迎える駅員さんのアナウンスが泣ける

今回の常磐線全線運転再開。ここから新たな出発進行となる。

止めどなくなってしまったところではあるが、、、令和2年3月14日、9年ぶりの常磐線全線再開。おめでとうございます。

アイキャッチ写真:https://unsplash.com/@mysam123 より素材を使用させていただきました。

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