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ラグジュアリーブランドとアートの親密な関係

 都心で久しぶりにリアルな打ち合わせがあったので、帰り道(寄り道だけどw)に銀座でアート鑑賞をしてきました。

 銀座にはラグジュアリーブランドの路面店(旗艦店)が軒を並べていて、庶民としてはウインドウショッピングだけで心が満たされてしまいますが、堂々と中に入ってアート作品を堪能できるギャラリースペースを併設しているショップも多いです。
 今日は銀座エルメスフォーラムで《「ベゾアール(結石)」シャルロット・デュマ展》に立ち寄ってみました。

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ベゾアール(結石)?
本展紹介のHPにはこのように説明が…

”…ベゾアールは動物の胃や腸の中に形成される凝固物のことで、科学的に証明しうる医学的な現象からできた石でありながら、その存在は、古い伝承の中ではお守りや神秘的な想像と結びつくこともありました。デュマは、馬の撮影を通じて発見した原始の風景を紐解くように、馬と関連する品々や史料との対話を試み、生と死について問いかけます。…”

「うわぁ、お馬さんってこんなでっかい石を抱えて生きていることがあるのか」…なんて単純な驚きと一緒に、生命(≒生活)を脅かすものとの共存を意識する今日この頃にぴったりのテーマでもあるのかなぁ、なんてことを思いました。

 ひょっとして生死に最も遠いところで”商売”をしているように思えるラグジュアリーブランド”企業”が、こうしたアートのイベントを企画する。
 うーん、これって富裕層向けのマーケティングと簡単に理解しちゃうこともできそうですが、アートの持つパワーを理解しているからこそできる”事業活動”なのかなと思います。
 元々エルメスの歴史は、高級馬具から始まっているわけですし、革製品とはすなわち動物の死によって成り立つ商品でもあるわけで、本展のテーマもドンピシャとも言えそう。
 ロジックだけでは語れない感覚(≒感情)の部分を抜きに”商売”が成り立たないが故に、アートとの親密性を自覚しているのが、ラグジュアリーブランド企業なのかもしれません。

 まぁ、そんな強引な解釈はさておいても、ラグジュアリーブランド企業がこうして後押ししてくることで、ふらりと立ち寄れる素敵なアートスポットで、私のような庶民は時間を過ごせるというわけです。(しかも無料!) 
 次回はどこのブランドにお邪魔しようかなぁ…(笑)
*紹介の本展は、会期を延長して12月29日まで開催とのことです

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