デジタルのフィルム風レタッチを考える
どうも!
フリーランスフォトグラファーのキョウです。
フィルム写真ってノスタルジックな雰囲気があって素敵ですよね!
デジタルでもその雰囲気を出したいと思われてる方も多いと思います。
僕もその1人でした。
自分好みの雰囲気を探して、有料のプリセットを買い漁った時期もありましたね。
では、フィルム写真風とはいったいどのような特徴があるのでしょうか?
一言でフィルムと言っても、FUJIのフィルムもあればKodakのフィルムもあり色合いはさまざまです。
数々のプリセットを弄り倒した僕なりの考えを述べさせていただきます。
フィルム写真の特徴とは?
1.粒子によるザラつき
フィルム写真とデジタル写真を見比べたときに1番わかりやすい違いが粒子感ですよね。
一眼レフやミラーレスでもISO感度を上げた時にはノイズが出ますが、フィルムでは明るい場面でもそれが出てしまうのです。
2.ハイライトとシャドウのコントラストが高い
デジタルで撮影すると良くも悪くも見たままに写り、どこかのっぺりとした印象になります。
対してフィルム写真はコントラストが高く、ハイライトとシャドウの明暗差がはっきりしています。
3.ダイナミックレンジが狭い
ダイナミックレンジと言うのは、一言で言うと「露光可能な光の範囲」を指します。
カメラのセンサーには、撮影できる明るさと暗さの範囲に限界があります。
フィルム写真はデジタルに比べるとダイナミックレンジが狭いため、一定より暗い場所や明るい場所は黒潰れや白飛びが起きます。
4.原色が色調変化し、彩度は高い
まず色調の淡さですが、フィルムで原色の物を撮影すると少し淡く写ります。
いろんなフィルム写真を見ても原色はほぼ見当たらないのではないでしょうか?
フィルムによって色の変化は様々ですが、よく見られる例としては赤はオレンジ寄りに、黄色は緑寄りに、青はシアン寄りになることが多いです。
この淡さがノスタルジックさを出しているのだと思います。
対して彩度は高めです。
前述したコントラストの高さとも通ずるのですが、PhotoshopやLightroomなどのソフトでコントラストを上げると彩度が上がりませんか?
フィルム写真はコントラストが高い分、彩度も高めになります。
5.ハイライト、シャドウ部分の色かぶり
色かぶりはフィルムによってまちまちなので「これ!」といった正解はないのですが、ハイライトに暖色系(あんばー、マゼンタ、イエロー)シャドウに寒色系(グリーン、シアン、ブルー)が乗ることが多いです。
参考写真
レタッチの仕方は後日ご紹介しようと思います。
これからもカメラや写真、レタッチに関する情報を発信していきますので、気に入っていただいた方はぜひフォローよろしくお願いいたします!
よいフォトライフを!
追記
レタッチ方法を超詳しく解説しました
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