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ハイウェイ

北に向かう深夜高速
真っ暗い道と光になって過ぎていく景色には
いつも何かしら寂しさと孤独と
いくらかの郷愁が振りまかれている

時刻は23:30頃
サービスエリアでは数多のトラックが
鼾をかいて眠りこけている
生活のこと?仕事のこと?
待っている家族のこと?
排気ガスに乗って夢が大気に溶けていく

もうすぐ県境を超えて
新しい街が見えてくるだろう
朝焼けはまだ遠い
朧の月に見守られてまた
ひた走り過ぎていく夜

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