甲子園ネタから演劇のアマプロを考える③~取り急ぎの覚え書き⇒大阪桐蔭敗退

 ※いったん下記を昼に公開したが、22時台に追加

大阪桐蔭逆転負け、まさに「番狂わせ」

 甲子園準々決勝で、春夏連覇を狙う大本命の大阪桐蔭敗退。相手は下関国際(山口)(スコア5-4)、申し訳ないがメディアやネット上の前評判ぐらいしか知らない素人的には、まさに、下記に書いたスポーツの「番狂わせ」と言える。
 下関国際 001011002 5
 大阪桐蔭 200011000 4
 
実のところ、大阪桐蔭2-1下関国際まではネットで観戦していた。1点差だし、下関もいいところまでいってるが、最後は桐蔭が勝つのだろうと思った。解説も「(桐蔭が強いと言っても)高校生ですから」と、なんとか桐蔭攻略ができる可能性を語る。所用で外出。夜に結果を知ってびっくりする。

 桐蔭は7回裏に無死一、二塁からピッチャーフライで走者アウトの三重殺(トリプルプレー)をくらったらしい。観たかった。。
 下関は九回表、1アウト、ランナー二、三塁の1-1からセンターへのタイムリーヒットで逆転5-4
 逆転され一点差を追う桐蔭は九回裏、レフトフライ、レフトフライ、空振り三振の三者凡退で試合終了。

 圧倒的に強者の大阪桐蔭はほぼ地元とは言え、相手校へのスタンドの声援が大きく、桐蔭にプレッシャーになったというネット書き込みも見る。
 が、8月16日(火)の二松学舎大付属が0-4で大阪桐蔭に負けた時、試合では「普段ならミスしないところ。大阪桐蔭相手で緊張しているのでしょう」という解説も聞いた。大阪桐蔭相手のプレッシャーというのもあるはずだ。
 どっちもどっちでは。
 
大阪桐蔭、お疲れ様です。下関国際、おめでとう!!

 野球は素人だが、前評判だと大阪桐蔭を倒すとすれば、近江(滋賀)か、智辯和歌山(和歌山、初戦敗退)などだったので、二度びっくり。
 下関国際は、某掲示板の高校野球板「ベスト8を何かに例えるスレ」で、完全にネタ校扱いされていたが(大阪桐蔭は王者扱い)、今は「下関国際さん、すみませんでした」スレになっている。
 いやはや。

東北勢に初の真紅の優勝旗を!!!

 ここまで来たら、いっそのこと、東北勢に初の真紅の優勝旗を!!!
 と思ったら、明後日の準決勝は仙台育英(宮城)と聖光学院(福島)のつぶし合いか。決勝に東北勢は出るわけで、楽しみとしよう。
 準決勝でぶつかる近江、下関国際もがんばれ。

 と、だらだら書いたが、スポーツはこういうことがあるので、わくわくする。
 高校野球だからか? トーナメントだからか?
 

※ここから下記、昼に公開

 「甲子園ネタから演劇のアマプロを考える」を順にゆっくり考えるはずだったが、気が付くと、8月6日(土)に始まった夏の甲子園もベスト8が決定。残すは、休養日を各1日挟み、18日(木)の準々決勝、20日(土)の準決勝、22日(月)の決勝。天候次第で多少順延あっても、もうすぐ終わる。

 終わると、現金なもので気持ちが醒めていく(推していたチームが敗退したので、その時点で醒めかけているが……)。頭の中に浮かんだものが消えていくかもしれないので、とりあえず、頭に浮かんだことをつらつら書いておく。
 後ほど、修正する可能性あり。

 ちなみに、今回は極めて強い大阪桐蔭がそのまま優勝するのか、どこかが阻止するか、が焦点と大会開始前に言われ、現時点でそのままの状況。さて、どうなるやら。

芸スポのそれぞれの特徴

<スポーツ>
勝敗結果が明確
・事前の予想と異なる番狂わせがある(わくわく感)※ギャンブル
男女別
実力≒人気(≒収入)
・解説者はほぼプロかプロ級の元有力選手・監督等の経験者
・<芸能とやや共通>育成・養成=幼児早期教育型(フィギュアスケート)、小中高部活・ユースから型(野球、サッカー)、大人以降選択型(晩期体制可能型)(射撃?マラソン?)でバラバラ

<芸能>
勝敗はない
番狂わせはない
男女別(歌舞伎、宝塚)と男女混合
実力(計測困難?)と必ずしもリンクしない人気(≒収入)
・解説者の多くは、その演技(実技)の元プロ(級)ではない、観る、分析するの蓄積による第三者的解説者
<スポーツとやや共通>育成・養成=幼児早期教育型(歌舞伎等伝統芸能、子役あがり)、小中高部活・ユースから型(学生演劇あがり)、大人以降選択型(晩期体制可能型)(社会人から)でバラバラ

多様化する娯楽の中で選ばれなくなるスポーツと芸能

追加<スポーツと芸能の共通項>(観る客側の場合)
 わざわざ現場に足を運んで観る、という形態が、多様化する娯楽の中で、選択されなくなりつつある。コロナ禍が拍車をかけた。
 たとえ、映像であっても、2時間前後そこに座って観続けるという行為が敬遠されているとみられる。 

 “スポーツ観戦離れ”する若者たちの本音「2時間見ていられない」「コスパが悪い」(2022年8月15日 15:00 マネーポストWEB)
 ヤフコメから、
 「誰もが楽しめる」というのは幻想で、現地観戦というのは人を選ぶ娯楽
 「エンターテイメントを楽しむ事ができない」 という事なのかも知れないと思いました。 多分それには自主性が必要だから


 甲子園の高校野球ってなんだ、のつらつら。

監督の言う「子どもたち」

 「子どもたち」という言葉を、スポーツ中継で耳にすることが最も多いのは、甲子園だろう。勝敗後のインタビューで監督の口から出て来る。
 子どもの頃は、球児が自分より年上のお兄さんで、全国中継で勝負を流して応援させといて、負けたらがっかりさせといて「何が子どもたちやねん」と思っていたが、そのうち年齢が球児に並び、抜いた。
 そのうち、監督が年下であることが増えてきた。
 この頃は、確かに「子どもたち」と感じる。当たり前のごとく年を取った。

「思い出代打」にイライラした過去も

 そう言えば、昔は「思い出代打」に批判的な自分がいた。敗戦濃厚な試合の終盤に、スタメンに替わり、打席に立つ。緊張感マックスで、ヒットを打てる確率は多分スタメンより低い。
 大差で勝敗が決している試合ならともかく、競っていても、出す監督は出す。
 打てるから出すのか、思い出のために出すのか、分からないが、観ている方の多くは後者だと思っている。高校生の部活動だ、とその時思い出す。

 「ベンチに入れずスタンドで応援」は美談ではない…大量の補欠を生む「甲子園」こそが野球離れの犯人だ(8/13(土) 11:56配信、プレジデントオンライン)広尾晃(ひろお・こう)スポーツライター
 というネット記事が目に留まった。趣旨は以下。

 ■ベンチ部員のお金は学校の設備投資に使われる
 ■大量の補欠は、監督が希望したのではない(少子化の中、学校側はとれるだけの生徒はとっておきたい)
 ■野球人口は減って当然(少年野球の中にはできる子だけを試合に出場させて、あとは声出し、球拾いというチームが今もたくさんある)
 ■試合に出ないなら、スポーツではない
 ■(より多くの選手が試合に出られる)リーグ戦の導入を前向きに検討すべきだ。一戦必勝で勝利至上主義、エリート主義につながりやすいトーナメントを削減

 そうなのだ、試合に出てこそだ。プロは選出されること自体が仕事だが、アマがどうか。甲子園は、純粋なプロとは言えないか。。

学歴は不要だが、地頭は不要ではない

 こんなネット記事があった。

山田孝之、真木よう子は中卒、東大中退を一切伏せていた名優も…俳優に学歴は全く関係ない 8/17(水) 11:00配信 デイリー新潮

 ネット民は学歴話が好きなので、コメントも多い。
 そのうち、2つに共感。だいたい以下の趣旨
・一握りの成功者を取り上げているが、成功しなかった時のことを考えると、あるいは才能がない凡人の場合は、それなりの学歴ゲットが無難(高学歴だから成功する、仕事ができる、というわけではない)
・高学歴でなくても、地頭がいいかどうかは、演技に影響する。台本を読み込み、作家や演出の意図を察し、役者仲間と世界を作りあげていく能力

 取り急ぎ以上2022/8/18 11:57



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