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攻めの広報と守りの広報

よく、攻めの広報と守りの広報っていうことが言われる。

とにかくメディアに出たい!というベンチャーが前者、すでに知名度があって、その企業を担当している記者がいるような上場企業は後者。

前者の場合、取材にこぎつけるまでが大変だったりする。メディアに出たいと思っても、なかなか取材をしてもらえなかったりする。外に出て行かないと取材は来ない。ホームページにプレスリリースをアップしたって誰も見ていない。何らかの「仕掛け」も必要だったりする。

後者の場合、会社に記者へレクチャーを行うお部屋があったりする。取材は待っていたら来る。重要なのは交通整理。「どの」取材を受け、「どう」説明するかが大事。ネガティブなことをしつこく聞いて書こうとする取材を避けたりする。草の根メディアにも出なくて良いと考える。取材と称した危ない人も近づいてくるので、取材にはかなり気をつけている。

ちょっと大げさに書いたけど、大抵の会社はこの間の「どこか」に位置している。

会社の置かれている「ステージ」(立ち位置)により、広報のやり方、目指すものが大きく違っている。そしてこの「立ち位置」はかなり揺れ動いたりする。皆がそっぽを向いていた会社が急に取材依頼が舞い込む会社に変わったりする。

自社をどう客観視して、立ち位置を見極めた対応をするかが必要。

そして、異なる立ち位置の会社の猿真似ほど怖い事は無い。同じ立ち位置になって参考にするのはありだけど。

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