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うどん県に共同養育を!面会交流支援センター香川さま支援員研修

面会交流支援センター香川さまよりご依頼をいただき支援員さんのスキルアップ研修の講師をつとめさせていただきました。
面会交流支援センター香川さんとは、面会交流支援団体の勉強会で代表の増田さんとお知り合いになったのがきっかけ。
当会の共同養育支援活動に共感くださり、拙著「別れてもふたりで子育て」をお読みくださるなどして、2022年2月には香川にお招きいただき講演させていただく機会がありました。

余談ですが、この講演会を聴講していた同居親女性で、一緒に活動したい!と名乗り出てくれたのが、現在りむすび香川支部の波多江愛コンサルタント。ご縁に感謝です。



さて、今回は、支援者の方のスキルアップに向けた勉強会ということで、前半共同養育の知識面45分、後半ケーススタディ45分、質疑応答30分、合計2時間オンラインにてお話させていただきました。

アジェンダは以下のとおり。1−5はしばはし、6を藤原理事が担当いたしました。

スライドの一部を用いて講義内容の概要をシェアします。
まずは、面会交流支援を利用する高葛藤ケースの夫婦の対立構造をご説明


そして、最近増え始めている「離婚したいし共同養育もしたい」という夫婦の対談動画をご説明。香川さんもこのようなご相談が増えているとのこと。

りむすびは面会交流支援も行っていますが、面会交流支援の拡充が根本的な解決になるとは考えていません。むしろ、面会交流支援を利用しなくても親同士で離婚後の親交流ができるように争わない離婚協議を行うことが大事だと提唱しています。

とはいえ、初期段階で支援が必要な方も多くいらっしゃるので面会交流支援の有用性も感じています。特に物理的な仲介だけではなく、連絡調整や仲介は葛藤を下げるために大事なお役目だと実感しています。

共同養育するにあたり大事なことは、子どもの成長に合わせて臨機応変に共同養育の方法を変えられるような親同士の関係づくりなんですよね。
争っている親同士の間を行き来するのは子どもにとってつらいこと。
もちろん、交流の頻度も大事ですが、子どもが親の顔色を見ずに自由に発言でき自由に両親のもとを行き来できる環境を両親がつくっていくこと、そのために親同士が争わないことが大事なのですね。


では、離婚するほどの夫婦、さらには面会交流支援を必要とするほどの夫婦が、親同士の関係をつくるためにわだかまりを解消していくためにはどのような支援を行っていけばいいのか、について、ケースを用いながら、カウンセリングや面会交流支援など現場対応に精通するりむすびの藤原理事からお話させていただきました。


ご依頼者と支援者の関係について大事なポイントや心得などをご説明

同居親・別居親それぞれに対しての伴走のコツなど

ケーススタディの詳細は割愛しますが、困難ケースやうまくいったケースなどを個人の特定がない事例を用いて対応方法をシェア。藤原理事のきめ細やかな対応は、りむすび内でも学ぶことも多く、当会のノウハウとして蓄積されています。

今回の勉強会には、増田代表のご尽力により高松市の行政の方もお越しくださったため、行政にもとめる支援などについてもしばはしからご説明させていただきました。

東京杉並区職員研修と同様、高松市でも職員相談員に向けたスキルアップ研修を実施させていただきたい!と強く願う次第です。

講義終了後は、ご質問やご感想などもお寄せいただき、面会交流支援者同士の交流の機会にもなりました。
さいごに、ご参加くださったメンバーのみなさまとパシャリ!

主催くださった増田代表、そしてご参加くださった香川の皆様ありがとうございました。”争わない共同養育”実現に向けて、支援者同士今後も研鑽しあっていきたいですね。

りむすびによる共同養育研修は、時間や内容などカスタマイズしご意向に応じた講義を行うことが可能です。支援者、行政、司法関係者などへの研修実績もございますので、ご関心をお寄せくださった方はぜひお気軽にお問合せください。

離婚家庭の子どもたちが両親から愛され続けられる社会を実現させましょう!

よろしければサポートをお願いします。いただいたサポート費用は共同養育普及に活用させていただきます!