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第二回:イチジク


今回はイチジクという果実について語る。

食物繊維やミネラルたっぷりのフルーツイチジク。切った時に中に見える白い粒々が花で、皮で覆われているため花が見えないことから「無花果」と書くんだとか。

イチジクの収穫時期は8月〜10月で、和歌山県が収穫量No.1。消化促進、二日酔い、高血圧にも効果のある優れもの。プチプチとした食感がたまらない秋の味覚。

私がこの果実に出会った時の記憶はないが、たぶん大人になってからで、ドライやセミドライのものだったはず。
一時期ゴルゴンゾーラとフィグのハードパンにハマっていたのでその時期からではないか。

よく、赤ワインで煮たセミドライのイチジクを焼き菓子やケーキのパーツとして売られているものがある。イチジク入りとの記載があれば迷わず手に取る魅力的な素材だ。
うちの母はドライフィグを買ってきてお菓子代わりに時々食べている。

生のフィグを食べたことがなく、スーパーで売られているのを発見した時には興奮して買った。ぶにぶにした生のイチジクをナイフで切って食べた時ショックだった。

こんなに青臭くてドロドロの不味いフルーツがあるかと。ただ、食感に関してはハズレのイチジクを引いてしまったんだと思う。
その後祖母の家でサラダに添えられた生のイチジクはとても美味しかったから。

その後も何度かケーキ屋さんで生のイチジクが乗ったタルトを食べた。

その結果自分は食感硬めの少し青いイチジクであればバロメーター的に「好き」寄りになることがわかった。

コーヒーが大人になって好きになったように、イチジクが好き=大人になったようなそんな感じを自分自身で感じている。

子供の舌ではなく大人の舌になりどんどん趣向は変化すると感じた。イチジクもその一つの例である。(子供の頃好きだったものが好きじゃなくなった時は寂しいものだが。)

この秋もたくさんプチプチを感じたい。

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