人生には2つの生き方がある。

ひとつは運命など無いと思い生きていくこと。
そしてもうひとつは、何もかも運命だと思い生きていくことだ。

みんなはどちらのタイプだろうか。

俺の生き方は少なくとも後者ではなかったと思う
それには深い事情と俺の過去に理由がある

俺が10代だった頃は今と時代が違う
パチンコや飲食店だけじゃなく電車や病院でもタバコが吸えた時代。

もちろん当時の日本には昔の良いところがあり、今には今の良いところがある訳だからどちらが悪いだなんてことはないんだよ。

あれは俺が20歳前後の時だったかな
19歳の時に女にフラれたことをきっかけに大企業のエリートコースでリーダーを務めていた俺は会社を辞めた。既に年収は600万円以上あったし安泰は目に見えていたが、心のどこかで自分を試したい気持ちがあったんだと思う。

社長になりたかったのか大金持ちになりたかったのか、圧倒的名誉が欲しかったのか今は覚えていない。もしかしたら全部かも。

ここまでの経歴を聞くと俺は優秀なサラリーマンだと思うだろうが、実際は借金600万円と起業失敗の連続だった。