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新しい技術を共有するということ

こんにちは。株式会社iCAREでエンジニアをしている澁谷です。
私たちが日頃仕事で使うプログラミング言語やライブラリ、ツールの進化は驚くほど早く、多くの進化が毎週やってきます。
本記事では上記のキャッチアップと、それを共有することについて書きました。
自戒も込めて!

またこちらはiCARE Dev Advent Calendar 2022 第2レーン 14日目の記事です。

なぜキャッチアップするのか

技術を追うことは本当に必要?

単にエンジニアといっても様々なタイプがあると思います。
私の場合技術そのものよりも、モノづくりに興味が湧くタイプです。
言語やライブラリを利用して何を作るか、どう作るかを考えることが好きです。

さて、そんな私は常に技術を追うことが必要なのでしょうか。
最新バージョンの言語とフレームワークを使えばある程度の期間は動くでしょうし、数年に1回大掛かりな改修があったとしても、基本的には使用している技術を抑えていれば運用もできるはずです。
現にそういったサービスもあると思います。

吸収することは時間と共に増えていく

だからといって技術を知らなくていい理由にはなりません。
ではなぜ追う必要があるのでしょうか。

複数考えられますが、一番はやはり自身の価値の向上と維持です。
私はエンジニア歴数年のぺーぺーですが、身の回りのトレンドは大きく変わりました。

  • Rails6が登場

    • Webpackerが採用される

    • CoffeeScript廃止

  • マネージドサービスも多く、SPAの関心度がぐっと高まる

  • Vue.jsがComposition APIやscript setupなどの新しい書き方を採用

    • TypeScriptとの親和性を高める動きが顕著に

  • Github Copilotなど、AIがコードを書く文化が身近に

かなり有名どころの話ですがほんのほんの一部に過ぎません。
またRailsに至っては今や7が出てWebpackerも採用されていません。

次々と更新される情報に目を向けない時間が長くなるほど、相対的に視野は狭くなるでしょう
私はここに技術を追う理由を感じていて、正直なところ探究心ではなく、
インプットの必要性が原動力となっています。

常に共有をしていた元同僚

前々職、前職の同僚に日野さんという方がいます。
プログラミングのプの字も知らないときから大変お世話になった方です。

日々技術のキャッチアップを続けており、興味があるものは人に話したりTwitterで共有をしたりしています。

彼はメンバーへいつも楽しそうに新しい技術の話をしていました。
私は当然のように会話に混ざっていたのですが、おかげで概要を自然と把握している状態になっていました。
この恩恵は

  • 社内外の開発者と話すとき

  • 面接を受けるとき

  • 技術選定を行うとき

などなど、多様な場面で受けていました。
深くは知らない。でも概要は抑えている。
これだけで身の回りの出来事は大きく変わりました。
(日野さんは触って知見を得るところまでキャッチアップしていました)

News Letter会を始めた

iCAREに入社してからはフランクにテックな話をする機会が減りました。
私がリモートメインかつ組織も大きくなってきているため自然なことかもしれません。

そんなある日、フェローの大谷さんがNews Letterを始めます。

これが良い機会だと思い、社内でNews Letter会というものを始めました。
毎回変わるファシリテータがここから好きな記事をインプットして共有し、集まったメンバーで意見交換をする場です。
毎週15分だったこの会はいつからか30分に拡大し、トレンドについて話しています。

もちろんこの場で全員身につけて帰ってくれというスタンスではありません。
深く理解しなくとも、
「TypeScript4.9のsatisfiesってNews Letter会でやったなー」
くらいの軽めのインプットを続けることが大事だと思っています。
あの場にいた人はもうTS4.9を知らない人ではなくなったのです。

私にとってメンバーと知識を共有できるこの時間はとても大切です。

まとめ

キャッチアップすることが絶対絶対ぜーーーったいすべき!
とは言えませんが、エンジニアとしての選択肢や視野を広げ、価値の維持・向上に必要な行動に他なりません。
これはどんな職種でも同じかもしれませんね。

そして皆さんが知見を得たり、キャッチアップして感じたことがあれば是非共有をしてほしいです。
軽くてもいいし、疑問の共有でもいいです。
その積み重ねはやがてエンジニア組織レベルで底上げとなるはずです。

会社の規模が大きくなり、忙しなく業務をこなす今だからこそ、
共有するという文化を大切にしたいと思います。

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