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柔道整復師 柔整各論 肩鎖関節脱臼
今回は肩鎖関節脱臼について国試をベースに簡潔に解説していきます。
鎖骨骨折と混同しやすい範囲なので、注意しながら理解していきましょう。
鎖骨骨折の解説はこちら↓
■概要・肩鎖関節脱臼は鎖骨の移動方向により3種類に分類される。
→上方(最多)・下方・後方
・胸鎖関節脱臼は前方(最多)・上方・下方に分類される。
■発生機序・転倒して肩峰を打つ。
・手を衝いた際の介逹外力
→不全脱臼になるこ
柔道整復師 柔整理論 鎖骨骨折まとめ
■概要・鎖骨は胸骨と胸鎖関節を、肩甲骨と肩鎖関節を作る。
・鎖骨の下には鎖骨下動脈・鎖骨下静脈・腕神経叢が通る。
(合併症を理解する際に重要)
・中央•遠位1/3境界部が力学的に最も弱い。
(骨折部位を理解する際に重要)
■発生機序★最も頻度が高いのは介逹外力で、
・肩峰をついて転倒(最多)
・手をついて転倒
し、中央・遠位1/3境界部で発生する。
・直逹外力は遠位部に多い。