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バレリーナ

お前の踊りは白い赤
可憐で小さな装いで
触れたらきっと千切れちゃう

お前の斜めの後ろ側
種をこぼして枯れたのは
風雨に晒され過ぎたから

それとも命が燃え尽きて
同じ顔した子供らが
残れば悔いもないけれど

願いがあるならひとつだけ
こんなに晴れた空の下
お前に見惚れていたかった

お前の踊りは束の間の
夢のようだと言いながら
風も優しく吹くだろう

そんな景色の只中で
お前を斜めの後ろから
触れずに抱いていたかった

やりたいことなんて何もなかった放課後 ぺっちゃんこにした鞄に詰め込んだ反逆 帰る所があるから座り込んだ深夜の路上 変えたい何者かを捕まえられなかった声 振り向くばかりの今から届けたいエール