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面白い話を聞いた。ヤンキー文化の終わり。

私が若いころは、学ランを変な改造をしたり、リーゼントの髪型にしたりするヤンキー高校生がいました。
私は田舎の進学校だったので、そんな子は1人以外はまじにいませんでしたが、偏差値低い系の高校にいくと、けっこういたと思います。
まあ、田舎なので、駅の近くもなんもないので、どこでたむろしているかわかりませんが、ゲームコーナーとかはいたかもしれません。

それに、学ランやセーラー服を採用している高校も減りました。
これには理由があって、
(1) 有名デザイナーの制服にすると、うちの学校に入学してくれるから。
(2) ブレザーにしたら、変な制服加工ができないから。

だいたい、この2つの理由らしいのですが、まあ大人の狙いはあたって、ブレザーの高校生でくだけた着方をしているのは、せいぜいネクタイをゆるくするとか程度ですし、スカート長くするとださくて、ミニスカートの方があきらかにかわいいので、長くする女子高生もいませんwww まあ、不良はパパ活をしているのかもしれないし、男の子は河原で殴り合いとかしているかもしれないです。
ただ、ちょっと中産階級以上の子供で殴り合いしたいような子は、空手、合気道、サッカー、バスケ教室などに通うようになって、体を暴れさせたいみたいな子供は、素直にそっちに通うようになったので、河原で殴り合いなどは減ったのじゃないでしょうか? 勝ちたければ、そういう合気道コンクールなどで上位にいけば、「うちの子は、県で優勝したんですのよ」とかほめられるわけです。

そして、どうもヤンキー文化って、「ただの承認されたい欲の爆発でしかなかった」ということだと、ネットの人が言っていました。

ヤンキー高校生は、たいたがい勉強ができません。でも、きっとどこかでほめてほしいけども、音楽も美術のクラスでもだめ。スポーツはちょっとできるけど、野球部のエースなんかには勝てない子供です。野球部のエースは、頭もわりとまあまあいいし、練習をまじめに来るようなストイックな学生です。
先生に怒られたら、ぷいっと教室を出て行って授業をサボるようなヤンキーには、まじめな運動部はついていけないのです。長期にまじめにやることができません。
結果、学外でたむろしてときどき喧嘩するとか、変な制服加工をして目立つくらいしか、誰かにかまってもらうことができないかわいそうな子供だったのです。

ここにちょっとあまのじゃくの研究をしていて、あまのじゃくは幼少期に、愛着障害があって、大人になっても引きずっていることを研究報告しました。

ヤンキー少年たちも、「誰かにほめられたい、かまってほしい」(たとえ、喧嘩程度であっても)という気持ちだったわけです。

そういえば、今はありがたいことに、スポーツは野球一辺倒でもないし、スポーツ苦手な子は、たとえばけん玉大会、e-スポーツ大会、囲碁、将棋、プラモデル組立大会などがありますよね。それだけ、趣味の種類が多いのですから、「俺、これだけは得意」といった技能でコンクール上位とかにいける子供はたくさんいるでしょう。

要は、21世紀では、多様性ルートがたくさんできて、それらのルートに進む道がわかりやすく目立ってきたので、たくさんの「自分だけの花」がみつかったわけです。

以前は、全国探しても3人くらいしかいい先生がいないジャンルってありましたが、今はインターネット時代ですし、少年ジャンプなどでも男の子の趣味が多様になりました。囲碁、将棋、お菓子作り・・・といった女性や大人がやっていたような趣味も、「少年部」のような教室があることがわかってきたわけです。
結果として、田舎でも面白い趣味の教室に通えますし、ネットで趣味の友達がみつかります。そういうコミュニティに入ればいいだけです。

すべての子供は最終的には大人になります。
大人になったら、なんらかの仕事につかないといけません。その仕事は、難易度で給与の高低はあれども、仕事の価値については、平等です。

ヤンキー少年たちは、その大人になって仕事をする前に、みつけやすい自分のやりたいことや、自分が得意で少しは自慢できることが、ただ町でたむろして変な制服で目立つといった寄行以外に、もっとまともなやり方を学んだわけです。

残念なことに、半グレだけが残りましたが、これらの青少年は遺伝子的に倫理観がもともと低い、あるいは制御できない人間かなあと思います(いわゆるサイコパスや、反社会性パーソナリティ障害、自己愛性パーソナリティ障害などです)。よほど、いい先生に巡り合わないと、おそらく何度でも犯罪をするのかもしれないです。
もうこれは、警察のご厄介か、素晴らしい名僧のご厄介になるしかないかもしれません。あるいは、「あしたのジョー」の段平おじさんみたいな、ものすごい忍耐力のある人に出会うしかないかもです。


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