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質問: 高卒フリーター20代後半社会経験なし資格なし(技術や知識など履歴書に書けるもの皆無)が将来的に見据えて選べる仕事はあるのでしょうか?

21世紀は正直、5割が大学にいきます。そのうえで、9割以上が普通は学士の資格をもらえます。
さらに大学じゃなくても、専門学校に行く人もいますから、社会に出る前にある程度の準備ができます。

ですが、親が理解がなく、学費を出してくれないとか、タイミング悪くどの大学にも受からなかった場合など、高卒になってしまうこともあると思います。

1つは、親にもう2-4年すねかじりができるなら、専門学校に行って就職活動するっていうのもありです。大学より、就職しやすいかなと思います。
働いてから、貯金をして30歳くらいになってから大学にいくのでもいいです。アメリカでは、そんなの当たり前で、日本みたいに、全員22-23歳で大卒ですってことはなく、28歳や33歳とか、下手したら50才とかで大学に行く人もいます。学力獲得について、柔軟性があるのです。

もう1つは、親にもう迷惑をかけたくない場合は、素直に高卒で就職する手があります。これはまあ30歳くらいまでなら、大丈夫です。
(もちろん、NEETのまま過ごしてしまい、50才になってから、働くというのもありですが、職業の幅がかなり狭くなります。清掃業や介護アシスタントなど、ちょっと肉体労働オンリーになりがちです。)

私はIT関係者ですが、高卒くらいで20-35歳くらいの人で、よく見かける仕事は、たとえば、パソコンのインストールや修理などをまったくのフリーターからやり始めた人がいます。1か月くらい研修してくれる、優しい会社を探せば、いくらでも仕事はありますね。
バイトやインターンシップから始めればいいかと思います。
人手不足な業界はいくらでもあります。

個人的なおすすめは、NTTの関連会社や下請け会社などで、たとえばフレッツ光の修理をするような仕事ですが、確実に技術を教えてくれるし、毎月ちゃんと食べていける給料をくれますし、だいたい大手と似たような福利厚生などもあります。関連会社や下請け会社といっても、わりと上場企業で従業員数 2千人とかいたりするので、穴場です。そういう会社は、こつこつとまじめに、与えられた地域をぐるぐる回って、光ファイバーの回線接続や修理をこなしますので、不安なものが嫌いな人には向いていると思います。
他には、ガス会社や電気工事関係者なども、安定的で、かつ別に大卒ではなくてやっていけますし、最初に教えてくれますし、1-2年ほどして資格などを取れば、さらに安定的になります。

あとは、リフォームや住宅系なんかもいいと思います。これも安定的だし、地域企業だとそんなに転勤もないです。支店長になったら、転勤があるかもしれないですが、たとえば、埼玉担当なら、埼玉県内だけで定年までいけるので、安定的に暮らしたい人には向いていると思います。
営業や技能工になると、もしものときに転職もしやすいです。たとえば、いい社長の下だったのに、10年ほどしたら、代替わりで息子が社長になったら、仕事しにくくなって、転職しようかなというときに、営業職や技能職は、つぶしがききます。
不動産営業は、もし売れたときのボーナスがけっこう大きいので、35歳くらいで1000万円ていう給与も夢ではありません。実力ですから、こつこつまめにお客さん対応をして、お客さんに次のお客さんを紹介してもらえるくらいになるとかしたら、高収入に生きていけます。
(不動産投資という裏の世界も勉強できたりしますので、貯金をためて不動産物件を買ったら、夢の大家さんにもなれると思います。)

運転免許があれば、大手配送業は空きがあれば、すぐ採用してくれるかもしれないです。なにしろ、通販が増えて、ドライバーさんが足りないのです。それに、ドライバーさんにも有給休暇をあげないといけませんから、ある程度、予備ドライバーさんがいないといけないです。また、倉庫の検品チェックなどもバカにできない仕事でして、大変です。
物流は、外に出るので冬寒いのですが、ある意味、そのせいで根性のない人はすぐやめますから、我慢して慣れていけば、ずっと長く仕事できます。佐川急便などは、昔から一般的に給料のいい物流会社です。
それに、たとえば日通さんは美術品の配送のプロでして、そういうものの担当になると、同じドライバーや物流担当だとしても、スキルが段違いに違います。
私が知る限り、「運びにくいもの」「搬入搬出しにくいもの」を扱わせたら、日通さんは段違いにスキルがあります。なので、大企業のオフィス引っ越しなどは、日通さんがよくやっていると思います(まあ、オフィス移転だと土日に実施するので、土日出勤となりますが、振替休日をくれるので、当然すいている日に遊びにいけたりできます)。

他には、農業とかもあるし、介護福祉士の見習いとか、工場で働くのもあります。20代ならまだなんとかなりますよ。最初は覚えるのが大変で、きついと思いますが、半年1年とがんばれば慣れてきます。
鎌倉野菜、京野菜といったブランド野菜を作っていたり、海外出荷するような高級フルーツを作っている農家で修行したら、一般の農家より、給料もまあまあかなと思います。
跡継ぎがいなかったりすると、安く農場を譲ってくださるかもしれないです。そうしたら、50才くらいで、たとえば「リンゴ農園主」なんてのになっていいかなと思います。

事務方だと、うーん、ちょっと厳しいですが、司法書士や経理を目指すのも可能ですが、けっこう女性と競争になるので、入社が厳しいかもしれないです。
1年くらいかけて、バイトしながら、試験勉強をして資格を取ってから、探すと、地道な税理士事務所が求人の欠員が出て、採用してくれたりします。まあ、これもこつこつがんばれば、安定的に暮らしていけます。


でも、ネットなどで質問する前にそもそもとして、ハローワークとかに相談すべきことですね。情報弱者にならないようにしてください。
ハローワークですごく安く訓練してくれる訓練所を紹介もしてくれますよ。

ウルトラCで、自衛隊なんてのもあります。これは、さすがに覚悟がいると思いますが、社会奉仕精神があれば、いけるかもです。確実に、ごはんはちゃんと食べさせてくれますし、健康管理もちゃんとしてますし、国なので、もしものときの保証は、民間よりはあります。

大手企業によっては、訓練学校を持っていたりしまして、学費がただとかもあるので、それをあたるのもいいかもです。寮に入って、周りの人とうまいことやれて、こつこつ働ける人なら、技能が身につくのでいいと思います。
また、もし40歳くらいになってリストラされても、技能があれば、またそういう大手企業にいると、中堅企業などではすぐ採用してくれて、つぶしがきくと思います。


AI,脳科学、生物学、心理学など幅広く研究しております。 貴重なサポートは、文献の購入などにあてさせていただきます。 これからも、科学的事実を皆様に役立つようにシェアしていきたいと思います。 ありがとうございます!!